【枯れても走ることを】能力者スレ【命と呼べ】
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121: ◆Kh0dBGYsiPBw[sage saga]
2019/05/01(水) 02:04:22.23 ID:ln19Vs4k0

>>120

ええ、秘書である前に私は次期社長ですから!それくらいは出来て──
────っ!?
【自分を評価する言葉に自慢げに笑って見せる善弥。しかし道賢が悪戯っぽく投げ掛けた言葉にぎくり、と笑顔を固まらせ】
【えぇと……などと発せられた声。数十秒程何かを思案していたようだが】

……妲己様や他の人には内緒、ですよ?
【少しばかり困ったように笑ってそう口にすると、懐から鳥の形に切られた墨染の紙を一枚取り出す】
【手の中の紙へと込められていく魔力。墨染のそれがふわりと浮き上がれば瞬時に黒い小鳥へと変化して】

……これは鳥、ですが原理は一緒です
墨染の紙に魔力を込める事で実体へと変化させ、使役する……ようは使い魔だとか貴殿方のいう所の式神みたいなものですね
【中空で羽ばたくそれを掴んで握り締めてしまえば小鳥だったものはくしゃくしゃの紙屑へと変わって】
【……本来は企業秘密、なんですよ?と口元に指を一本当てて微笑む善弥】
【原理は道賢が察した通りではあるようだ】
【だが、そうであるとするならばこの少女は一人であれだけの部隊を操作していた事になり】
【だとすれば今日やつれ気味であったのも納得がいくのだろう】
【あれだけの数の部隊を操作し、破壊されても怪しまれないように形状を維持し続ける。さぞかし骨が折れた事だろう──たとえ、膨大な魔力を秘めていたのだとしても】

【コースは次へと移る。そうして、話もまた次へと移って】
【いずれはヨシビ商会の社長となり得るのだろうと言われれば善弥は、勿論私はそのつもりです、と頷いて】

お祖父様亡き後は……いえ、お祖父様が一線を退かれたら私が社長となります
伴侶の事は分かりませんが……兎に角そういう事で私達のヨシビは始まった……始まった筈、なんです

……それなのに……お祖父様ときたら……
【不満げに漏らされた声。それだけでも社長と秘書の間の不穏を匂わせて】




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