【枯れても走ることを】能力者スレ【命と呼べ】
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120: ◆zlCN2ONzFo
2019/05/01(水) 01:04:35.89 ID:xwsLot5U0
>>119

【やはり、とも言えるのだろう、この暗躍と謀略の中においても年頃の娘の様な部分が出ている善弥だった】
【それを、道賢はただ優しげに、時に愛おしげに見つめて】

「ほほう、なるほど、流石は善弥殿だ……部隊の運用も差配も手の内と言う訳ですな、素晴らしい」
「……なるほど」
「つまり、闇狗部隊とは、そもそもまともな人間ではない、と?」
「なかなかに、苦労と研鑽の後造り上げられたのですね、闇狗は……」

【少々この問いは悪戯っぽく、そう答える様に問いかけた】
【先ほどからの少女の言を、考えてみるにそう言う事なのだろう、と当たりを付けて】
【人工生命か、あるいは自身も使役する式神の類か、はたまた……】
【真鯛のタルタルを所定のナイフとフォークで口に運び、シャンパンを合間合間に嗜み】
【やがて、二人が前菜を食し終えれば、次に目の前に来るのはスープ・ア・ロニオン・グラティネ】
【要はオニオンコンソメスープのグラタンだ】

「その実力、能力、善弥殿は、そうですな……ヨシビの頂点となり得るでしょう」
「現社長悠玄殿亡き後は、跡目を継がれるのでしょうかな?」

「それとも、その役目は将来の旦那殿、ですかな?」

【ここもまた、悪戯めかして訊ねて】


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