【枯れても走ることを】能力者スレ【命と呼べ】
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119: ◆Kh0dBGYsiPBw[sage saga]
2019/05/01(水) 00:38:31.32 ID:ln19Vs4k0

>>118

【道賢の言葉に感嘆の息を吐きながら辺りを見回す善弥】
【着物の事を誉められればその頬は薄桃色に染まって。何かしらの気のきいた返しでもしなければとは思えど言葉にならない声が幾つも発せられるばかり】
【社長秘書だなどと大人ぶってはいてもやはり本物の大人の余裕には勝てないのだろう】
【しまいにはごくごく小さな声で、ありがとうございます、とだけ返して】
【その後は豪華絢爛といった様子の内装を見る方に気をやる事にしたようで】
【時折「これ本当に戦艦なんですかね……」「豪華客船というやつでは……」などと感嘆の声をあげつつも広間へと通される】

【そうして着いた席。並べられた前菜とシャンパンに目を向ければその表情は一瞬輝いてしまうが、すぐにハッとなって真面目くさった表情に戻って】
【緊張の面持ち。そんな彼女の緊張を見透かしたような相手の優しげな一言に、緑青の瞳をぱちりと瞬かせ】

ぇ、あ……ま、まぁ、当然ですよ!
なんたって"私の"闇狗部隊なんですから!
【ふふん、とどこか誇らしげな表情。乗せられて少しばかりいつもの調子を取り戻したようで】
【口走ったのは意味深な一言。ヨシビの所有部隊である闇狗をまるで自分だけの所有物であるみたいに発言して】
【そうしてグラスの中身を少し口にして】

本当に、私だって頑張ったんですよー?"彼ら"を"造りあげる"為にどれだけの試行錯誤を重ねた事やら……
【緊張はすっかり解れてしまったのか、再び吐かれる意味ありげな言葉。はぁ、とため息も吐かれて】





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