【枯れても走ることを】能力者スレ【命と呼べ】
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117: ◆Kh0dBGYsiPBw[sage saga]
2019/04/30(火) 23:29:00.51 ID:gy5jaS5X0

>>116

【天ノ原港・特務艦『橋立』】
【その甲板に降り立ったのは二十歳にもならぬ年頃の少女】

【祖父と居城を出た後に態々着替えて来たのだろうか?その肢体は緋色を基調とした着物に包まれていて】
【礼の言葉を述べられれば少女は少しばかりやつれ気味のその顔に可憐な笑みを乗せる】

いえ、此方こそこのような素敵な場所に御誘いいただいて光栄です
その上貴方自ら案内していただけるなんて!

【心からの言葉、なのだろう。その歩みはどこか浮き足立っているようで】
【きらびやかな内装の船内を物珍しげに見渡しながらも進む姿は腹に何かを抱えた悪女、というよりはごく普通の、その辺りに居てもおかしくない町娘といった様子】
【俗にいうエスコートには慣れてすらいないのだろう。少し戸惑ったような表情すら浮かべて】

【そうして招かれた広間。席へと案内されれば少女は花のような笑みを給仕役へと向けて礼を述べ、席に着くのだが】
【給仕役と道賢の他は人一人いない状況にはたと気づいてしまえば自ずと「此れはただの食事会などではなく、仕事上の会談なのだ」と判ってしまったのだろう。その表情が少し強張って】


/よろしくお願いします!



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