【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】
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586:エルダ ◆9vmr0jXsek[sage]
2019/01/13(日) 23:34:29.85 ID:qEC/UI980
>>585

「まあ、何かと曖昧で定まらないあなたには本当にそうか、そうでないのか、なんて論は無意味なような気もするけれど」

「それでも、あなたが個としてあることを望むであるからには、自己の核が必要になるでしょうね」

床を蹴り、再び中空やや高めの位置に浮かび上がり。

「ええ。あなたは自己の核を見つけるべきよ。今のままじゃ曖昧で雲か霧のようだもの。あなたが先ほど好きって言ったことは、明日も同じかしら?」

「どうしたら見つかるのか、どうやればいいのかはあなたが見つけるしかないけれどね」

「うん。私が言えるのはそんなところかしら。何かの参考になるかしら、それともただの亡霊の戯言かしら。あなた次第ってところね」

ふよふよと浮かびながら、クスクスと笑ってそう言う。
確かに自分好みではなかったが、まるきり訳のわからないというわけでもなく少し安心したらしい。

「私は幽霊のエルダ。ふふ、あなたがもう少し確り形を得たら、そうしたら恋の話をしましょうね。きっとよ」

それじゃあ、ばいばい、と手を振ってどこぞへ飛んでいった。


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