【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】
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240:α-12【ディープメイカー ver.α】>>507[saga]
2018/07/30(月) 00:46:42.63 ID:wLO6uVOjo
【全員対象】

「やれる手はここまで。あとは実践のみデス!!」

 α-12は全ての手とティープメイカーにサブマシンガンを保持させ、
 各々の迎撃に向かう卵管のみに焦点を向けて乱射する。
 それは比較的マシとはいえリスキーな行為であり、鼻腔と眼から次々に血が垂れてくる有様だった。

【が、その甲斐もあって、迎撃を大幅に軽減する!】

 タェンティースの規則的に過ぎる戦闘はカウンターを無効化する代わりに、
 迎撃を容易にするという欠点を併せ持つ。意思無き剣は最適解に向かえどそれだけ≠ノ過ぎないのだから。

【しかして、斬撃は届く。頭部に僅かではあるが刀身が抉り込まれ、ESPが僅かに乱れる】

 その間、変容し、接近したウォルターの刃が卵管を引き裂きながら路を開く。
 そして、精神エネルギーを喰う。この特性はベストだった。敵の能力は範囲型で凡そ死角といえるものはないが、
 その源泉となるキャパシティは有限。タェンティースが抉った乱れ≠ゥらエネルギーが食い荒らされる。そして――

【明鏡止水とは程遠く、正に殺意そのものの狂人(刃)――されど流れは乱れた。そしてその剣速は縮地の秘奥】

 鈴虫はおそらく顔の穴という穴から血を流しながらも、致命にいたる前に敵のそっ首を両断したことであろう!!

【地面に叩き落された頭部は間もなく溶解し、おぞましい泡となって消えた】

「――デスゥ。ちかれたデス。スプラッタで女子力ダウンしそうデス」

 ごっしごしと顔を拭いながら銃を収めるα-12。バリケードを見やりながら、

「さって、いよいよ救助対象に到着デス

 と、避難区画のゲートを叩くのであった。
 そして、もっとも困難なミッションの開始もおそらくはこのノックがスタートとなる。

//今回はここまで!


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