【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】
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139:α-12【ディープメイカー ver.α】>>507[saga]
2018/07/22(日) 23:15:29.25 ID:HsVMyq4so
>>137

「羽交い絞めにして酒を口に突っ込む作業には慣れていますので」

 ロイの懸念に無表情に答えるクローン達。
 と、いうか、そんな作業に慣れるって普段のアレさをイメージさせます。ナムサン!!


>>138

「デス!?あーえー…くるまにお財布忘れてきたデス!!」

 なお、鈴虫との調整を終えた後、半人に声をかけられて、
 すぐさまびゃーっと脱兎したのは言うまでもない。

 −−−−−−−−−−−−−−
【翌早朝…タイムリミットまで後5日】

 ゴゥンゴゥンゴゥン――

 エンジンが唸りを上げて空を駆ける兵員輸送機に越境者達の姿はあった。
 ステルスコーティングされた機体は地上からは容易には補足できず、
 また、レーダーの類は先行したβユニットが可能な限り制圧を行っている。

「デスデス」

 機内で地上に在る都市の様子を確認するα-12。
 そこは正に地獄と呼ぶに相応しい様相である。一言で言えば破滅だ。

【最近までは人々が生活を営んでいたそこは、軍人達により占拠され、市民は老若男女問わず一列に並べられる】
【後は号令と共に一斉射で射殺。それが淡々と繰り返されてる。そう淡々と。虐殺を行う軍人達は皆、無表情でそこに熱狂の色は無い。
 機械的に。無感情な虫みたいに――】

「デスデス」

 α-12はとかく落ち着きなく機内をうろうろしている。ともすれば飛び出していってしまうそうな雰囲気だ。
 それを他のαユニットは無表情に見ている。が、無謀に及ぼうとすれば直ぐに止める格好だ。

「α-12、解っていると思いますが無意味です。救出は出来る対象を絞らねばなりません」
「デス…」

【こんなやり取りがずっと繰り返されている機内だ。人間としては良い子に育ち、トルーパーとしては欠陥を抱えているエースである】

「そろそろ開始です。我々が向かっている研究所にて技術者達は立てこもっています。
 現地企業の保安部隊が抵抗していますが、押し切られるまで間はなさそうです。
 同時刻、他のユニットもそれぞれ別の救出対象への強襲を開始する予定で――」

 ホロ・ディスプレイにて、頭部を爆裂させた死体が幾つか表示される。

「我々の向かうポイントは特に危険な能力者の存在が確認されています。能力は不明。ゆえに最高戦力であたります」


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