´ω`)ノ こんぬづわ11
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424:読書[sage]
2021/02/21(日) 16:32:12.04 ID:T7ShiyUZ0
C■~ *河田光夫「親鸞と被差別民衆」(明石書店 1994年)

☆1984年9月、真宗教学研究所で開かれた靖国班・同和班共同研究会での講演を基にしたもの。よって分かりやすい、親鸞の思想が掴めたかどうかは話が別だが。
 藤田友治氏による解説には家永教科書訴訟に関する記述。古田武彦(本書の序文を書いた)の親鸞論を文部省は否としたが、河田親鸞論は古田論を継承しているし、原告側証人として二葉憲香氏と、ナカナカ。
 古田の親鸞論「親鸞が弾圧を受けた時期に『堂々と抗議の言を発して屈しなかった』」、これを文部省は認めない。


*本城雅人「ミッドナイト・ジャーナル」(講談社 2016年)

☆佐高さんの菅本に軽く触れていたので読む。
 本書は新聞記者の人間模様を描いた作品であり、決して謎解きミステリーではない。よって読書中はワクワク感を楽しめるが犯人が捕まった時のアッサリ感といったら…。しかも7年前の緻密な犯罪(実行犯に身元を一切明かさない)と比べ、今回は明かしてるし、ホントに同一人物か?と思わせる幕切れというか...。


*野中弘務・辛淑玉「差別と日本人」(角川oneテーマ 2009年)

☆これも佐高本で触れられてたやつ。半分が対談で残りが辛による解説。対談の量が少なっ!て感じであります。しかも野中が「それは知らんかった。悪かった」の連発で、どうもね。

18 辛によるまえがき
 部落差別とは、「部落」というレッテルを貼り、差別することである。差別とは、富を独り占めしたい者が他者を排除するために使う手段である。そして、この差別は、する側にはなんとも言えない優越感を与える享楽でもある。

45 辛 解説
 「自民党」とはつまり、選挙での敵など、手っ取り早く攻撃可能な相手を見つけては、とにかくこれを叩くことでのし上がってきた人たちの集団である。その典型的な手法は、まず相手の私的な弱みをつかんで謀略宣伝の材料を手に入れ、そして相手に「悪」のレッテルを貼って攻撃する。マスコミもそれに同調して、謀略と知りつつ攻撃に加担する。

49 辛
 在日の歴史の中で一番最初に清算しなきゃいけないのは関東大震災だと思う。


*桐野夏生「抱く女」(新潮社 2015年)

☆もっと精神年齢高めの女性を想定していたが、低かった…。まぁ、当時の雰囲気が分かるのは良し。


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