´ω`)ノ こんぬづわ11
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324:読書[sage]
2020/06/02(火) 19:24:23.01 ID:1sszb1yq0
221 日本人と「天皇陛下万歳」
〜音頭取りが号令をかけて、一同が「万歳!」「万歳!」を"唱和"しているとき、たとえ一人でもその「万歳!」に和さなかったら、タダではすまないーーーということだ。
 「万歳!」をそのようにして、一同が唱和しているうちに一種独特の群衆心理が急激に作用して来て感情が昂ぶりーーー昂奮集団が形成されて行く。
 そんな昂奮集団のなかで、「万歳!」の号令に従わなかったり、積極的に反対の意志を表明したりすれば、その者は、必ず異端視されるか、除け者扱いにされる。
 つまり、「万歳!」の号令は命令であり、それは即「上官の命」というわけだ。そして、「上官の命」は言わずもがな「朕の命」なのだ。そういうわけで、「公」の場で発せられる「万歳!」は、そう叫ぶ本人が意識しようがしまいが「天皇制」の絶対的タテ関係を容認し、言わば無条件降伏の格好で絶叫しているーーーというわけだ。

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 老いも若きも、「右」も「左」も、何かにつけて、今も呼ぶ日本人独自の「万歳!」は、そもそも、自らのために、庶民の真心から発せられたものではなく、明治維新以来の徹底した「天皇信仰」教育の一結実として生まれたものだ。
 すなわち、「万歳」は、一東大教授の発案のもとに作られ明治二十二年二月十一日の「大日本帝国憲法」発布の当日、観兵式行幸を、二重橋外に奉迎した帝国大学教授と学生一同が、「天皇陛下、万歳、万歳、万々歳!」と連呼したのが最初である。


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