´ω`)ノ こんぬづわ11
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275:読書[sage]
2020/02/23(日) 19:27:21.59 ID:IJoLCdff0
C■~ *釈徹宗+毎日新聞「異教の隣人」取材班「異教の隣人」(晶文社 2018年)

☆関西で活動してる宗教について。正直あんま変わった聞き覚えのない宗教ないね。

101 シク教
 16世紀初め、インド北部でグル・ナーナクがヒンドゥー教の改革を掲げて創始。イスラム教の影響を受けて、偶像崇拝やカースト制度を否定し、神の前では男女問わずすべての人が平等と説く。「シク」とはグルに対する「弟子」の意味。インド人口のわずか2%に過ぎないが、行動的で労働を尊ぶため勤勉な人物が多いとされ、インドでは官僚や軍人として活躍する人物が多い。マンモハン・シン前首相もシク教徒。

102-103 映画「聖者たちの食卓」。シク教の総本山ともいうべきハリマンディル・サーヒブ(通称、黄金寺院)の様子を描いたドキュメンタリー。ここでは毎日10万食の食事が無料で提供されるのだ。500年以上にわたる活動となっている。人種や階級や宗教を問わず、誰でも食することができる。日々、300人のボランティアが活動しているそうである。これが日常なのである。
男性はライオンを意味する"シン"、女性は王妃を意味する"コウル"を名乗る習慣もある。インド北西部のパンジャブ州を中心として約2000万人の信者がいるようだが、信者数に比してインド社会での影響力は大きいと言われている。

135-136 ヒンドゥー教
 インドで自然発生的に生まれた文化や信仰を融合した多神教。特定の教祖はおらず、聖典も統一されたものではなく多数。社会的な身分制度であるカースト制度も大きな特徴。仏教はヒンドゥー教と同じ土台から発生したため、生まれ変わりを繰り返すという「輪廻転生」などの考え方は日本でもなじみが深い。インドでは全人口のおよそ8割、約9億7000万人のヒンドゥー教徒がいる。人口ではキリスト教、イスラム教に次ぐ世界3番目の宗教。
ヒンドゥー教の神々は、古くから仏教と共に日本へやってきている。中心的な神であるシヴァは、大黒天に姿を変えて祀られている。象頭人身のガネーシャは聖天、学芸の女神・サラスヴァティーは弁財天、ガンジス川の神・クンビーラは金毘羅さんである。


*三國連太郎 梁石日「風狂に生きる」(岩波書店 1999年)

☆前半が対談。後半は三國・梁評と、それぞれが自作を語る内容。

48 三國
 比叡山の麓の坂本に行ってびっくりしたのは、石積みの跡は全部といっていいくらい坊さんたちのお妾屋敷のあとなんですよ。それに比叡山の歴史の中で坂本に大きな蔵つくって破裂するくらいいっぱいになったことがあるんですけれども。それをどうするかというと、結局は金貸しに転換するんですね。それでないと僧兵を雇って洛中を震え上がらせる真似はできません。

51 三國
 漢訳されてます「輪廻」の意味ですが、中村元先生の解説によりますと、サンスクリットやヒンドゥー語では「世界」という意味なんだそうです。だから、「生まれかわる」という解釈は誤訳なんだそうですね。


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