とあるバイセクシャルのチラ裏戦記5:30代の一歩
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291: ◆ijxboO81y6[sage]
2016/03/07(月) 18:46:22.05 ID:/9H059sNO
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道中泊まったモーテルでテレーズにメイクを教えているシーン、可愛らしいお花柄かなにかの暖色系のガウンでしたっけね
もうベタなくらい二人の距離が縮まっていって…テレーズが「スィートルームに泊まってもいいんじゃない(割安だっていうなら」なんていいだすくらい…それまで頑なに部屋二つとってたのに
(この感じも身に覚えがあるといえばある)
トランクからキャロルの服を手にとってスーハーするテレーズ
……すかさず「変態さんだね」って嬉しそうに耳打ちするカノ……
でも寄せては返す波のごとく幸と不幸の緩急をつけるこの映画
そんな楽しい時間が続くわけもなく、だって離婚係争中で娘の面会権を差し止めされている現実からの逃避の旅なんだもんね
つかの間の幸せは儚い
クラリネットの哀愁ただよう音色一発で、楽しげな旅の雰囲気がころっと暗転
もう、このあたりから「そのクラリネットもういいから!」と思うくらいww
モーテルにて、旦那が雇った探偵に情事の証拠を録音されブチ切れ拳銃を持って乗り込んだキャロル
引き金をひくも虚しく撃鉄の音だけが響き、証拠は既に旦那側の手元に送られており、ここから一気に別れたくない旦那のターン、娘と会えなくなることを避けるためにテレーズとはお別れ
……「あれってテレーズ弾抜いてたの?」というカノの推理はするどいのですが、たしかにキャロルの弱さに触れるうちに生来の強さをかいま見せるテレーズ、やればできる子、YDK、気弱な娘がスチャっとスナイパーのごとく弾を抜いておくまでに育っていたのか……確かに保護欲をくすぐられるキャロルの弱さ……しかし映画の趣旨とはちょっと違うような気が……余談です
>そういう刺さり方だったとは予想外ですww
この探偵騒ぎの後でしたっけ「ノー」と言えない自分がワガママだと自分を責めるテレーズ、このあたりが刺さると予想されてました?違うかな…?
冒頭でも「自分が分からない」「なにも決められない」のフリがあったんだな、そういえば服も適当感があったな、販促用のサンタの帽子は可愛かったけどと思い返してました
(ナッツさんのコメントを見てから二度目の鑑賞に臨んだので「ここかな?」って考えるの楽しかったです)
自分でも分からない、分からないのに「No」とは言えない、だから(?)旅に誘われてついてきちゃった断るべきだったごめんなさい
……この「No」と言えない/言う理由もないからヒョイヒョイ付いて行っちゃう感じからのー非論理的な自己否定…良く知ってる気がしますアタシ……
この部分についてあまり痛く刺さらなかったのは、このスレの中でほとんど昇華できているのが大きいかな…
たぶん、色々考えさせて頂いて、今したいことやすべきことがはっきりしてきたのが大きいのかな
とはいえテレーズにしてもキャロルにしても、こんな些細なきっかけ(?)でこんなに本気になるものなんだ…という畏怖は感じました
その点は最初に見たときに自分に刺さりまくった原因の一つでもあると思います……
さて、同性愛は治療対象とされた時代、旦那義理実家の要求にしたがって良い嫁を演じて、やっと娘に合わせてもらえるも「いつまでこの生活を続けるのか」というキャロルが暖色の服をまとうことはなく
・・・
ちなみに、連絡を互いに絶つも、耐えられずにテレーズがかけてきた電話をとって、無言のまま受話器を握りしめるキャロルの横顔が一番美しいと思いました
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