【浮かれた】幼なじみのお部屋で寝落ち・・・13回目【大学生】
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277:さや ◆0j8YIq7DEniB
2015/04/25(土) 23:33:46.57 ID:uBJVzt6Ro


店を出てしばらく歩いていると、胸中のわだかまりも薄れていく。
それと同時に罪悪感が湧いてくる。

当然、彼女らにではない。
しょうちゃんに対してだ。

最後の言い方はよくなかった…しょうちゃんの心象を悪くしてしまっただろう。
それ以上に酷いことを思われていたわけだけど、私が言っていいことにはならない。
結局訂正もできてないし…。
全然クールじゃない。


罪悪感とその他の色々な感情を混ぜながら、しょうちゃんに電話する。

今はしょうちゃんも飲み会のはずだ。
それなのにかけてしまった。
かけらもクールじゃない。

そりゃ出ないよね…と、5コール目くらいで切ろうとすると、繋がった。

「あ、もしも」
「愛してるよー!」
「…」

………。
色々と吹き飛ばされてしまった。


電話の奥で色めき立つ声が聞こえてくる。
ああ、言わされたのね…。

そちらは楽しそうで何よりだ。


ごめんごめんと言いながら、静かなところに移動してくれたらしい。
電話口からは、落ち着いた彼の声だけが響いて聞こえる。

「それで、どうし」
「愛してるよ」


お返しに、私は小声でそう言った。


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