【浮かれた】幼なじみのお部屋で寝落ち・・・13回目【大学生】
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268:さや ◆0j8YIq7DEniB
2015/04/25(土) 20:13:20.83 ID:uBJVzt6Ro

とまあ、こうしてキャンパスライフを送っていた。

もちろん何も気づいてないわけではない。
これでも3年間、高度な空中戦を間近で見てきているのだ。
これくらいの真意ならわかる。…誰にでもわかるのかな。


単純な話、明野さんは私が気に入らないのだ。

彼に話しかけられておきながら、好意的に返したりもしない、適当に誤魔化したり、困ったような態度をとるだけ。
何様のつもりだ、と。
「男の人とか苦手だし…」なんて、彼氏がいては通用しないし、通用したとしても、それはそれでかまととぶってるとか思われるまでだ。
詰んでいる。

別に彼に対して特別な好意があるというわけでもないとは思う。
でも、仲がいいお気に入りの男子が、私のような女子に話しかけているということが気に食わないのだろう。

端的に言えば嫉妬だ。

私の身近にいる素敵な彼女たち。
彼女たちと一緒にいれば当然目立つ。
だからこう言った注目を集めることも珍しくない。
けれどこのクラスに彼女たちはいない。
もう自覚している。私もそれなりに目立つのだろう。
あれだけ「世界一…」とか言われたらさすがに自覚する。…これはまた違うか。

それゆえの嫉妬。
女の嫉妬は複雑で簡潔なのである。

それだけわかっていても、私はどうこうするつもりはなかった。
絶対に仲良くしたくないなんてことはないけど、大変だろうし私に上手くできるとも思えない。
これから4年同じクラスだ。
何もしなければその内収まって、表面上はなんとなく付き合っていける。
それが女世界というものだ。…たぶん。


高校の頃は恵まれていたなぁ…。
と、自分のコミュ症を痛感するばかり。



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