【浮かれた】幼なじみのお部屋で寝落ち・・・13回目【大学生】
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さや
◆0j8YIq7DEniB
2015/02/27(金) 02:47:53.07 ID:EAFDiDJmo
寝るとは言ったものの、さっきのあれでいきなり就寝とはいかない。興奮冷めやらぬ。
恥ずかしかったという意味で。深夜のテンションだったのだ。
眠りにつくまで、少し考える。
妹から、私はどう見えているのだろうか。
いい姉。とは思ってくれているのだろう。…そうであってほしい。
尊敬できる姉。とも見てくれているのだと思う。自惚れでもなく。
目標。これも大体あっているのだろう。
理想。真似しようとしたり、そう思っている節がある。
ライバル。時にそう考えていることもあるのがわかる。
周りの人達のお陰で、今は私自身、自分をそれなりに評価している。
だから、これらもそこまで悪いことだとは思わない。
そうして比較して成長できるなら、結果としていいことだと思う。
けれど最も身近な所にそうした存在がいるというのは、どんな気持ちなのだろうか。
…知っている。何度も苦しむ姿を見ているのだ。
往々にして兄弟姉妹とは、比較されて育つものなのだろう。
けれど私たちにはそうしたことがあまりなかった。
だから慣れを知らずに、今こうして苦しんでいるのかもしれない。
そばにいるだけで、苦しめてしまうのなら。ならば私は甘々でいよう。
一方的な押し付けであっても、唯一の願いを叶えるためにそうありたい。
考えた末に至った思いは、結局先ほど抱き合った時の気持ちと同じだった。
寝る前なんてこんなものかな…。
寝てよ?という彼女の言葉を思い出し、寝付く感覚に包まれていく。
あ、寝れる…と感じながら、頭の中の誰かに向けておやすみと挨拶した。
最も身近な存在として、私から見て、或いは彼から見て、お互いがある。
ふと過ぎったこの事について、その時は深く考えはしなかった。
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