【浮かれた】幼なじみのお部屋で寝落ち・・・13回目【大学生】
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177:さや ◆0j8YIq7DEniB
2015/02/26(木) 22:10:28.16 ID:4QONYRmuo

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12月某日

休日の昼下がり。
とはいえ、私は大学で用事があったので登校していた。
その帰り道、自宅の斜向かいにある家の前で見慣れた姿を見つけた。

「あれ、いーちゃん」
「あ、おかえりー」

スマホを片手に振り向き、手を振って笑顔で挨拶してくれる。
うん、今日もがんばれる。

「どうしたの?」
「しょうちゃんと一緒に課題する約束してたんだけど、まだ帰ってきてないみたい。バイト終わってないのかなー」

しょうちゃんのバイトは通例のシフト制勤務だが、休日だとたまに延長することがある。
彼女もそれを知っているからか、特別気にしていない様子だ。

「そっか…。それなら…」

先に上がらせてもらえば、と言いかけて庭先の方に目線を移すと、普段停まっている車がない。
きっとご両親も外出中なのだろう。

「……うちで待ってる?」

変に間が空いた誘い方になってしまい、まるで誘っているようだ。いや何を。

「…?うん、そうする」

一瞬首を傾げるも、にこっと笑顔で首肯する。
これで明日もがんばれる。

助かったー寒かったよーきゃっきゃ、ひゃっ冷たーやめてよーうふふ、など言いながら、直ぐにうちの前に到着した。
これは一週間分くらいかもしれない。




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