社畜兄と義妹高校編-パー速VIP

社畜兄と義妹高校編

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294:社畜辞めた656兄 ◆6t8ZTevFm6[sage]
2013/10/01(火) 22:59:28.45 ID:OpuNHEOvo
義妹が目を覚まさない様に、オレの仕事部屋でコッソリ酒盛り続行。

風呂上りの後輩の髪が、控え目な照明に鈍く光る。昼間のテンションの高さはメイクと一緒に何処かに置いてきたらしく、ワインで飴色に染まったグラスに視線を落として、静かに弄んでいる。

後輩「先輩、四回生なった途端に引退試合も待たずに部活辞めちゃって。大学でも全然見掛けなくなって、聞いたら単位全部取って、残りはもう卒論だけだって」
オレ「…」
後輩「なんか地元離れて男の人と暮らしてて、義理の兄で世話が焼ける人なのって。幸せそうに笑いながら言うから、大丈夫だろうなーとは思いながらやっぱり心配で」
オレ「じゃ、金融業界目指してるっていうのは？」
後輩「いや、それはホントっすよ？一応、経済やってるし興味はあります。外銀はちょっとアレだけど…」
オレ「そっか。それはなんて言うか…わざわざ足を延ばしてもらって悪かったね」
後輩「そーっすよー道場から先輩の掛け声が消えて、ガッカリしてる人がどれだけいることか」
オレ「済まなかった。取り敢えず、そうだな…とっておきの生ハムを取って来ようか」

暫時経過。

後輩「…で、寝室の写真はいつのなんスか？」
オレ「あー、やっぱり気付いてたよね」
後輩「当然。先輩は大前、私が二的。高校時代からあの背中を何年見つめてきたと思ってるのかなぁ。うなじのラインが、いまより全然若いですよね」
オレ「…あの写真の義妹は高2。オレは当時付き合ってた人の影響で、写真に凝ってた。大学の夏休みに帰省した時、そういえば親父って一眼レフカメラ持ってたよなって思い出して。モノクロフィルムをセットして出掛けたんだ」
後輩「ほぉー彼女いたのに、ちゃっかりあんな写真撮ってるんだ。ムカつく… まぁ、夜は長いし、コレでも食べながらゆっくり聞きましょうかね。一つどうすか、ナカナカいけますよ」
オレ「いや、それ、オレの…」

二人で薄くスライスされた肉を咀嚼する。うむ。ジューシー。

オレ「で、あまり覚えてないんだけど、オレはカメラにばかり意識が行ってて、義妹がついてくるって言っても勝手にしたら？って感じで家を出た。広角レンズ選んでるってことは風景とか撮るつもりだったんじゃないかな。実際、現像したネガ見ると、川に着くまでは景色しか撮ってない」
後輩「ふーん。で、その流れからどうやったら、あのガードの堅い先輩が服を脱ぐことになるんですか」

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