社畜兄と義妹高校編-パー速VIP

社畜兄と義妹高校編

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239:社畜辞めた656兄 ◆6t8ZTevFm6[sage]
2013/09/28(土) 20:31:50.05 ID:nHoKikZbo
Kindleを手にベッドでゴロゴロしてる義妹。その横に身体を滑り込ませる。流石にもう活動限界だ。

オレ「まだ起きてたんだ」
義妹「ん。この本、そろそろ読み終わりそうだから。兄さん、もう休みますか？」
オレ「今週はもう手仕舞いした。ロンドンフィックス以降の値動きは追わない。キリがないから」

読書灯が消えて、視界が真っ暗になる。冷えたシーツが体温を吸って気持ち良い。一週間の緊張から自由になった脊椎が、安堵と解放感を爪先に向けてゆっくりと拡散させていく。
不意にグイと引っ張られる右腕。そのまま抱え込まれて、義妹の首の下へ。髪の感触がくすぐったい。

義妹「腕枕して」
オレ「もうしてる」
義妹「この妻手、大好き（めて弓引きは右腕をこう呼ぶ）」
オレ「弓引かなくなって、だいぶ細くなった」
義妹「でも、この内側の血管の浮き方とか昔のまま。美味しそう。噛み付きたくなる」
オレ「血管が好きなのか」
義妹「んー、そーかも」
オレ「おやすみ、血管フェチ」
義妹「一週間お疲れさまでした。おやすみなさい」

目を閉じると、意識があっという間に押し流されそうになる。右腕の上の重みだけを、今週最後の記憶に刻む。おやすみ。

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