【安価コンマ】オリウマ娘と共に season2
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261: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2025/02/11(火) 01:07:16.58 ID:pfdEJz4b0
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ソレイユ「っやぁあああああああああ!!!!!」

最初に仕掛けたのはソレイユだった。最終コーナーでスパートを掛け、一気にユメノツキとの差を広げに行こうとする。

見事なスパートだった。走りのフォームも、コーナリングも。脚の動かし方も、一つ一つが丁寧で彼女の性格を表しているようだった――が。

ユメノツキ「あ、今行くんですね。じゃあボクも一緒に行きます」

ソレイユ「――っ!?」

――それだけだった。一つ一つの丁寧な動きも、しっかりとトレーニングをしてきたと誰が見ても分かる走りも――キリシロユメノツキには何も関係のない話だった。

レースの勝敗には、何も関係のない要因だった。

ソレイユ「っな、んでぇ……!っ、ぁ、ああああああああああ!!!」

ユメノツキ「っと」

先にスパートを掛けたのはソレイユの方だったはず、しかしその差は一気に縮まり。当然のようにユメノツキはソレイユを躱して先頭に躍り出る。

一バ身、二バ身と……明確に差が露になる。そして、最初にゴールをしたのは当たり前のようにキリシロユメノツキだった。

ユメノツキ「ふぅ……――お疲れ様でした。ソレイユさん」

ソレイユ「っはぁ、はぁ……はぁ……っ!くっ、ぅうううううう……!!!」

少し遅れてゴールするソレイユに手を差し伸ばす。その手のひらを強く睨みつけて、歯ぎしりのような音を響かせてソレイユは……。

ソレイユ「まだ、負けていませんから!絶対、絶対分からせてあげますから……!余裕で勝てますみたいな面した貴女の壁になって……全部全部拒んであげますから……!レースありがとうございましたっ!」

手の甲で汗を拭い、ソレイユはぺこりと挨拶だけして行ってしまった……。



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