テイルズ・オブ・ユベル その2
1- 20
630:ノベルドーパント[saga]
2024/10/17(木) 22:25:10.66 ID:+fxaDqnG0
>>629 最低保障の60


螺旋階段の終わり──人一人がようやく潜れるような入り口を通ると、そこは──


フリージア「これが……楽園(アヴァロン)」

ローエン「一面の花畑だな。マーリンは別名『花の魔術師』とも呼ばれているけど、その名はここから付いたのか?」

そう、テイシロウがあの日に夢で見たのと同じ光景──一面の花畑が待っていた。それでいて、世界中のどこまでも続いているような広い広い空間……これぞ、正しく『楽園(アヴァロン)』罪無き者のみ通る事を許された、世界の果ての景色──


マーリン「うんうん、そうだろうそうだろう? そう言ってくれて嬉しいよ!」

突然、後ろから声が聞こえて全員がバッ──と振り向く。声を掛けてきたのはやはりどう見ても10歳ほどの幼女か見えないマーリンだった。テイシロウが「マーリン!」と、お目当ての人物を見つけたような声を上げる。


マーリン「本来なら君達に紅茶の一杯でも淹れてあげたいんだけど……。そろそろ「魔皇」の方がヤバくてね。いい加減決着を付けようと思うんだ。そしてその為の助っ人も呼んである……それっ!」

マーリンがサッと杖を振ると、テイシロウの家に居るはずのシング、コハク、ヒスイが突如としてその場に現われた。見ていた全員が呆然とする中、シング達は慌てている。


シング「あ、あれ? 俺達は一体……。確か、急に眠くなって──」

コハク「シングも? 私は猫忍の世話をしてたからまだ良いけど、シングとお兄ちゃんは大丈夫?」

ヒスイ「お、おう。小腹が空いたから何か適当なもんはねーかと探してたとこだ……」

マーリン「この三人が、君達の特別助っ人さ! 魔皇の心を壊し、その身体を内側から完全に破壊する為のね!!」



〜〜〜TOHのシステム説命中〜〜〜



テイシロウ「人の心の中に入る……!? そんな事が出来るのか!」

シング「あ、ああ。俺達とマーリンに任せてくれれば、テイシロウ達を魔皇って奴の心の中に送り込む事は可能だと思う」

コハク「こんな時にイネスやクンツァイトがいてくれれば、簡単に原理を説明してくれるんだろうけど……」

ヒスイ「悪いが俺達にゃあサッパリ分からねぇ!」

フェアリス「凄く興味深いですね……。人の心の中にある迷宮を具現化してそこに入る……今後の研究テーマにもなりそうです」

伊右衛門「……それは良いが、急がなくて良いのか? 時間が無いのだろう?」

マーリン「おっとそうだった! みんな、悪いけどこっちに来てくれるかい?」

マーリンに先導されるように、テイシロウ達は歩いて行く。そしてその先。マーリンが普段住んでいるという塔の5qほど先にあったのが──


シアン「あれが……失楽園……!!」

枯れた木々、燃尽きた草花、荒れた大地。空はどこまでも混沌の色に染まり尽くされ、ヒドラモンスターが山のように歩き回って共食いをしている。──だが、そんな事は「あの存在」に比べたら消し飛んでしまう。


マーリン「楽園が失われた後の世界の具現化が『失楽園』そして──。あの巨大な蒼い巨人こそが『幻魔皇ラビエル』目を覚ませば数日と経たずに世界が終わる、正しく大魔皇だ」

ローエンが「アレに勝てってか?」とニヒルな笑いを浮かべながら言う。だが「じゃないと世界が滅びるからね。封印が解ける前に、ラビエルを倒してしまわないと」というマーリンの言葉に「ガクッ」と項垂れた。

マーリン「君達の役目は合わせて二つだ。一つ、失楽園に飛び込んで、ヒドラモンスターを狩れるだけ狩る事。微々たる物とは言え、あれはラビエルの力によって凶悪化したモンスター……倒せば倒すほど、力を削げるだろう。これには私、シング、コハク、ヒスイ、そして君達の中から二名を選んで行なう。さぁ、誰にする?」

テイシロウ「……俺は、↓1(安価)が適任だと思う」

残ってヒドラモンスターを駆除するメンバーを二人書いてください。



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