テイルズ・オブ・ユベル その2
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564:ノベルドーパント[saga]
2024/10/14(月) 21:33:42.04 ID:ph6Hpm0M0
>>563 50


──真夜中──


テイシロウ……テイシロウ……


テイシロウ「……ん? 誰かが俺を呼んでる……またマーリンか?」ゴソゴソ

テイシロウが警戒しながらテントの外に出ると、そこにいたのは魔皇の影からテイシロウを守って死んだ筈の姉の姿だった。丁寧かつシッカリと結った黒くて長い髪に、赤いリボンがトレードマークのマトライタの巫女服。昔懐かしい、姉のよく使っていたシャンプーの香りまでしてきた。


テイシロウ「……ねぇ、さん……」

テイシロウの姉「大きくなったわね。今幾つ? 盾の勇者に選ばれたって──」

分かっている。アレは幽霊型のモンスターの創り出した幻影だ。今すぐ光の呪文か斬撃で切り捨てなくてはいけない。だけど、でも──とても懐かしくて手が──動かな──


シアン「『フォトンレーザー』」


その一撃で、姉の幻影は霞へと消え、後ろにいた幽霊型モンスターごと消滅した。


テイシロウ「シアン……。あー、これはその……」

シアン「……あのタイプのモンスターにかける慈悲は無い。特に、あいつはテイシロウの心の傷を抉った。当然だけど、私は許せないよ」

テイシロウ「……ありがとな、俺の為にこんなに真剣に怒ってくれて。……お休み、シアン」

シアン「お休みテイシロウ。今度こそ、良い夢を見てね」


──遺跡への道筋・三日目・午前・何が起きる? ↓1(事実上、これが最後のフィールド安価なので自由安価。スキットのシチュエーションでも良いです)──



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