394:ノベルドーパント[saga]
2024/10/09(水) 20:19:49.05 ID:5F4GBQRd0
>>393 1
それは、正しく神速と言って良い速さだった。シアンが「しまった」と言うような顔をするがもう遅い。テイシロウは片手でシアンの持つ杖を弾き飛ばすと、その異形と化した両手でシアンをギュッと抱きしめる。……決して壊れないように、決して傷つかないように。優しく、愛しく、それでも力強く──
テイシロウ「──シアン、お前の事が好きだ」
それが十二分に伝わるように、耳元で囁いて──「抱いても良いか?」とテイシロウは聞いた。シアンは拒まなかった。──いつかこんな日が来るだろう事は、初めから分かっていたから。
〜〜〜夜〜〜〜
ローエンと卑弥呼に事情を話して用意して貰ったのは、マトライタ流の最高級の夜伽の部屋。愛し合う二人が特別な行為をする為の、特別な部屋だ。そして、特別なお酒も用意して貰った。
テイシロウ「ほら、一杯飲めよ。そういう気分にさせてくれる桃源郷のご神酒だってさ」
シアン「……ん(コクコク)……これ、甘くて美味しい……桃の風味がする……」
↓1 シアンの飲みっぷり。高コンマ程ガバガバ飲んでしまい……。(補正無し)
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