テイルズ・オブ・ユベル その2
1- 20
327:ノベルドーパント[saga]
2024/10/05(土) 22:45:30.93 ID:IrwZETL/0
>>324


テイシロウ「なぁ伊右衛門、ローエン」

伊右衛門「む?」

ローエン「今度はお前か……何だ?」

テイシロウ「……こんな時にこんな事を聞くのも何だが、二人は初めて「人斬り」をしたときはどんな気分だった? 俺は……なんとも言えない空しさと罪悪感が心の中にあったよ。人殺しを厭わない野盗相手とはいえな」

ローエン「…………『初めての時なら』『これが任務だ』っていう責務で自分を無理矢理動かしてたな。今思えば──の話だけど」

伊右衛門「二人と比べれば俺なんか気楽なもんだ、嫁を無理矢理攫おうとした悪漢をぶった切った時だったからなぁ。……晴れ晴れとした気持ちすらあった。……普通はお前達みたいな反応の方が人として正しいんだろう。俺の意見なんか参考にしないで良い」

テイシロウ「……『楽園』に行ければ、マーリンの魔法なら、誰もが最高の幸せを手に入れられるのかな。戦いや、争いなんて物は二度と無くなるのかな?」

ローエン「……さぁね。それは行ってみないと分からない話だ」

伊右衛門「……………………(誰もが最高の幸せを、か…………)」


〜〜〜翌日・朝〜〜〜


フリージア「おはよう! 今日の朝御飯はマトライタ流のおかゆアラカルトよ! 色んな具材をちょっとずつ用意したから、自分好みの味付けにして食べてみて!!(食べるラー油や香辛料を大量にぶち込みながら)」

伊右衛門「(ふ、風情がある食べ物が風情でなくなっていく……)は、初めての者には練り梅やショウガ、ミョウガなどを推奨する。……くれぐれも、入れすぎないようにな」

シアン「……うん。いただきます(モグモグ)……ん、良い香りが口いっぱいに広がっていくね……」

テイシロウ「マトライタでは病人に食べさせる物って聞いたけど……。普通に美味しいじゃないか」

ローエン「当然だ。昔は米を大名……この国の歴史を話し出すと面倒臭いから省略するが、米が不足していた農家は基本、米を食べるときはお湯で煮ていたからな」

フリージア「それで、朝御飯の片付けが終わったらいよいよ2回目の超古代遺跡探索よ。気を抜かないようにしましょう!!」

『おー!!』


〜〜〜マトライタ・本の遺跡・第1階層〜〜〜↓1(コンマ)

01〜30 モンスターの襲撃だ!
31〜60 罠だ! 後ろから大岩が迫って来た!!
61〜90 白骨死体を見つけた。一体誰の物なんだろうか……。
91〜00 財宝庫を見つけた!! 一体どんな物が入っているんだろう……!!



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
674Res/332.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice