203: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2025/02/14(金) 21:53:00.40 ID:lzHtQuouo
「…ベーダモン。今考えていることを当ててやろう」
『ほう 申してみよ リーダー』
「…お前、AAAの陣営につこうとしてるな?」
リーダー!?何言ってるんですか!?
ベーダモンとは友好関係を結んだはずじゃ…!
それにベーダモンとAAAは既に仲違いしてたはず…!
「いや違う。ベーダモンは中立を保ったままだ。AAA側と完全には対立しないように立ち回っていた。今、このときのためにな。そうだろう?ベーダモン」
な、何を…?
『何のことだ 言いがかりはよせ』
「ベーダモン、対人の駆け引きについてはまだ俺に一日の長があるようだな。焦りすぎだ」
『根拠はあるのか』
「ベーダモンのデジタマを返せと今突然言ったのは、水辺で育てる気になったから…それだけじゃあない。お前がAAAの側についた後、我々によって人質にされたり、戦力として育てられてわが子と対峙したくないからだろう?」
ベーダモンは黙っている。
「以前お前はAAAのことを、仕切りたがりの生意気な小僧だと言っていた。だが、お前にとって最大の脅威であるホエーモンを、部下の力によってアイツが排除したとなれば…、お前は間違いなく、AAAに対して『憧れ』を抱くはずだ」
『憧れ だと この感情が 憧れというのか 初めて理解できた』
「やはりそうなんだな、ベーダモン」
『フム ただの言いなりの傀儡と思っていたが 認識を改めようリーダー 聡いな いや 小賢しいというべきか』
み…認めた…!?
『察しのとおりだ これ以上とぼけても無意味なようだな 汝に対しては』
そ、そんな…!
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