デジタルモンスター研究報告会 season3
1- 20
174: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2024/11/11(月) 20:59:53.27 ID:Kq9IhjJ4O
フックモンはホエーモンを力いっぱい引っ張っている。
フックが突き刺さったホエーモンは、ガレー船のパワーに引っ張られた。

「オォオォオォンン!!」
ホエーモンはじたばたと暴れている。

ホエーモンは、甲板のフックモンを見つけると、頭部の呼吸孔をそちらへ向けた。

だがフックモンはすかさず叫んだ。
「面舵一杯!かわせ!」

そう言うと、フックモンの代わりにスノーゴブリモンが舵輪を回し、船を旋回させた。

直後、ホエーモンの呼吸孔が広がり、勢いよく水流が噴射された!

フックモンは先周りして船を旋回させていたため、すんでのところで水流を回避した。

だが水流は甲板に直撃。
木製の板が砕け、船に大きな穴が空いた。
凄まじい威力だ!思った以上にこのホエーモンの戦闘能力は高いようだ。

やがて水流が止んだ。
ホエーモンは広げていた呼吸孔を縮めようとした。

「ハッハァーーッ!バカめ!勝負ありだ!」
フックモンは、ホエーモンの呼吸孔めがけて左腕の砲身を構え…
砲撃した!

ボンッという轟音とともに、フックモンの左腕から硝煙が上がる。

「ギャアアァァーーーーー!!」
ホエーモンの頭部の呼吸孔が破裂し、凄まじい血飛沫が上がった。

どうやら砲弾は見事に呼吸孔に直撃し、内部で爆発したらしい。

「ハアァァーーーッ!!」
フックモンは二度、三度と砲撃し、ホエーモンの頭部の傷口を広げた。

「オォ…ゴォ…」
やがてホエーモンは海水を血で染めながら、ぷかぁと浮かび上がった。

「ハッハァーーーーー!!獲ッたぞォォーーーーッ!!ウオオォーーーッ!!」
フックモンは大声で雄叫びを上げる。

「ウオオォーーーッ!!フックモン様ァーーーー!!」
船員のスノーゴブリモン達が歓声を上げ、フックモンを讃えた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
191Res/95.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice