138: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2024/10/29(火) 11:15:04.59 ID:HgNlIvf6O
ブリザーモンはシードラモンを陸に引き上げ、斧で切り刻んだ。
そしてゴマモンや、群れの幼年期デジモン達に断片を与えた。
幼年期レベルT、パフモン。
全身が深い体毛で覆われた哺乳類型デジモンだ。
体毛の断熱効果のおかげで寒冷地でも平気なようだ。
https://i.imgur.com/EgOCc1z.jpeg
幼年期レベルU、プスリモン。
以前はゴマモン進化前の幼年期はトコモンだったが、しばらく見ない間に幼年期の姿も寒冷地に適応したようだ。
トコモンよりも全身が毛深い。ところどころにトゲが見えるのは、雪に埋まった時にスパイクの役割をして何かに役立つのかもしれない。
https://i.imgur.com/YCVYIi3.jpeg
そしてプスリモンが成長するとゴマモンになる…という進化系統を辿っているらしい。
ゴマモン達の巣は、雪や氷でできた構造物だ。
見ようによっては集団生活だ。デジタマを採取しておけば役に立つかも…
『おい』
ん?
ベーダモンから通信が入った。
『さっきから何を観察している たわけが 余はホエーモンの様子を見せろといったのだ 聞こえなかったのか』
うっ…そうだった。つい。
しばらくぶりに観るから夢中になっちゃって。
クルエさんがジトッとした目でこちらを見ている。
「なんか…前にもこういうことなかったっけ?」
リーダーは腕組みしている。
「サラマンダモンから元の主の情報を聞き出そうとしたときだな。本来の目的を忘れて体表の炎のオーラの解析に夢中になっていた」
ごめんて!
でもガッチモンの検索能力は水中には届かないから、大海原の中から地道にホエーモンを探すとなるとけっこう大変なんだよ。
なら陸上を見てホエーモンの痕跡を探すのは悪いアプローチじゃないでしょ?
『面倒だな 見つかった時にまた連絡しろ』
そう言い、ベーダモンは去ろうとした…。
「なあベーダモン。さっき見た中に、コロニーに加えたい奴はいたか?」
カリアゲがそう言うと、ベーダモンはピタっと止まった。
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