デジタルモンスター研究報告会 season3
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111: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2024/10/09(水) 15:14:23.48 ID:Uilm7vzvO
「否定はしねーよ、ベーダモン。お前のこの軍勢は凄いよ。仮に蛮族達が生き残っていたとしても、それと戦って負けないくらいに戦力がある」

『そうだろうな』

「それに、ちゃんとデジモン達はベーダモンの言うことを聞いて、集団生活してる。どんどん発展し、群れの仲間が増えて、土地が広がってる。その頂点にベーダモンがいる。…スゲェと思う。だけど文明かというと違うんじゃねーか?」

『どういうことだ』

「だってさ、たとえば…、ベーダモンが一ヶ月くらいここを離れたとしたら。こいつらは今と同じように発展できるのか?」

『…不可能だろうな 余が新たな指示を与えぬ限り こやつらは同じ命令に従い続けるだけだ 自分でものを考えることはこやつらにはできぬ』

「ベーダモン、人類史の資料は前に渡したことあったな。そこで読んだヒトの文明はどうだった?」

『…支配者が反乱によって打倒され、幾度となく世が変わっていた。それでも人類は発展し続けた』

「そうだろ?ベーダモンの軍勢は別にヒトの文明より劣ってるわけじゃない。絶対逆らわず、自分からはものを考えない支配体制。それはそれで強い。けど『文明』とは別物だ。だからさ、実態と違った呼び方すんのはややこしくねえか?ってことだ」

『…ふむ』

カリアゲとベーダモンの会話を聞いたシンがぼそりと呟いた。
「カリアゲパイセンって、ベーダモンと話す時だけIQ上がってないッスか?」

だけってなんだだけって。さすがに失礼だぞ。
カリアゲは私達と得意分野が違うだけだよ。


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