【安価】心の闇と向き合うRPG『テイルズ・オブ・ユベル』【コンマ】
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503:ノベルドーパント[saga]
2024/09/13(金) 16:21:06.71 ID:pQ68xCrs0
>>500>>501(ゾロ目なので情報追加)


テイシロウ「今でも信じ難いくたいの異常さだ……! 幾ら屈強な戦士や魔道士達ばかりとは言え、一目見れば彼らのスタミナは既に限界を迎えているだろう……。一体何連勤すればああなってしまうんだ? それと、町の人達はどうしたんだ? 女子供が一切見当たらないのは流石に不自然だ。それと、彼らは『戦い以外じゃあ絶対に倒れない』というのが気になったな。何かしら特別な術でもあるのか?」

ローエン「その通り。その特別な術の名を『スパルナ』……戦いや、例外的な呪いや病気以外では絶対に死なない、倒れないようにするデューン王都伝統の古代魔法……。始祖鳥にして神鳥である『スパルナ』から初代デューン王国王宮魔術師が授かったという大魔法だ。『一人前の兵士や戦士、魔道士である』と認められた物は、全員この術式を植え付けられる……。大量発生した魔物や、ゼロムとの戦いに備えてな。勿論、休息時間はあるぞ。……極々短い時間で、身体のスタミナを元に戻すのが精一杯の限られた時間だけだがな」

テイシロウ「だとしても、何の娯楽も無しじゃあ心が持たない! 身体を休ませるのと心を休ませるのとじゃあ訳が違う!!」

ローエン「……それと、街の人達はどこにいると言ったな? 女子供はほぼ全員が、家の中に軟禁状態だよ。将来有望な戦士or魔道士になり得る一部の例外を除いてね」

テイシロウ「……なに?」

ローエン「『強き者は強き場所に。弱き物は弱き場所に』『強き者が弱き物を守るのは至極当然の事である』が、今のデューン王国国王……『レオパルド・デューン三世』の考えだ。この王都にはシッカリとした序列があって、男の戦士&魔道士≧女の戦士&魔道士>男の子供と老人>女性>女の子供の順番で、栄誉と生活資金もそれに合わせて支給されるが、実際の所は真逆で女の子供>女性>男の子供と老人≧女の戦士&魔道士≧男の戦士&魔道士の扱いだ。特に、強ければ強いほど激務になるという……『戦いの中で死んでこそ、デューンの戦士である』っていう古い伝統も絡んでるから、余計に話しがややこしくなってるっんだよ」

テイシロウ「……じゃあリリアのことを大丈夫だって言ったのは……」

ローエン「今頃王宮の特別客室で、贅沢三昧の生活を強いられてるんじゃないかな? 本人もまるでお姫様のような扱いを受けて困ってると思うよ? そして、もしいざとなればデューンの戦士と魔道士が命懸けでリリアを守ってくれるだろう」

テイシロウ「イカれてる……と言うよりドが過ぎている! 確かに『強き者が弱き物を守るのは至極当然の事である』は立派な考えだと俺も思うが、これじゃあ王一人の考えの独裁政治だ!! 反乱する戦士や魔道士はいなかったのか!?」

ローエン「勿論いたさ。でもレオパルド王とその側近三人があまりにも強すぎて、まるで相手にならなかったんだ。特に彼の側近三人は少し時間を掛ければ伝説の『神』属性の魔法を放つことが出来る特別な魔道士でね……。反乱軍が一撃で消し飛ばされてからは、そんな気を起す輩もいなくなったよ」

テイシロウ「…………」

ローエン「兎に角、今は王が帰ってくるのを待とう」

↓1(安価) 誰視点を見る?

@リリア。
Aレオパルド王。
B実はまだ息を潜めていた反乱軍の戦士。




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