【安価】心の闇と向き合うRPG『テイルズ・オブ・ユベル』【コンマ】
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394:ノベルドーパント[saga]
2024/09/11(水) 21:14:20.59 ID:JQ/+7BjC0
>>393


〜〜〜『闘技場』〜〜〜


ザワザワ……ザワザワ……!!


観客A「おい、聞いたかよ!!」

観客B「聞いた聞いた! 今回のゴールド試験の受験者は太陽王様のお気に入りのお方で、シルバーランクなのに王城に入る事を許されたって!! トンでもない逸材じゃないのか!?」

観客C「そう慌てるな……。試験の相手はあのローエン・ガード様だと聞くぞ。東方の重役で、彼は一級のプラチナランク魔道士であると同時に──」


リリア「すごーい! 観客がこんなに詰め掛けてるよ!!」

テイシロウ「聞いた話しじゃ、王様がゴールドランクの試験とプラチナランクの試験を行なう事を伝えたんだとさ。……闘技場と闘獣場はこの都市の重要な観光資源であり、娯楽なんだろう」


シアン「……ん、大丈夫。問題無い……いける」

MC『さぁ今週もやって参りました、闘技場の開催日……ですが、今回はちょっと形が違います。ゴールドランクの魔術師とシルバーランクの魔術師の昇級を掛けた戦いが行なわれる『昇格戦』となっているのです!!』

MC『まずはシルバーランクからゴールドランクに昇格しようとしているチャレンジャー! デューン王国は辺境の街出身『シアン・バスカークス』!! 年齢18歳にして、様々な魔法を使いこなす達人で、杖を使った接近戦もある程度本格的な戦闘に組み込める様です!!』

シアン「…………」


ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!

スッゲー美少女じゃん!!

俺、彼の子が勝ったら遊びに誘ってみよっかなぁ……!

バカ! 太陽王様のお気に入りだって話しが本当ならお前死ぬぞ!!


MC『続きまして三国諸国を渡り歩く謎のプラチナランク魔道士。その正体は東方出身の風遁使い『ローエン(狼閻)・ガード(我亜渡)』!!

シアン「…………えっ?」

シアンは驚いた。古代ローマ帝国のコロッセオを用いたであろう闘技場に現われたローエンは、黒い忍装束を身に纏っていたからだ。武器も、レイピアでは無く苦無や手裏剣に変わっている。もしかしてとは思っていたが、彼の本当の職業は…………!!


MC『東方での忍の頭領が一人である彼。制限魔法によって動きが抑えされているとはいえ、果たしてチャレンジャーが突破出来る壁なのか!!』

テイシロウ「ローエンが、忍者の頭領だと……!?」

不味い、だとしたら例え得意の毒技が効かなくても……!!


MC『それでは参りましょう! 特別試合その@シアン・バスカークス選手対ローエン・グリン選手……試合、開始!!』

やたらと声の大きいMCが開始のしの字を言い終わった時だった。目にも止まらぬ速さで、ローエンがシアンの急所を目掛けて飛び込んでくる。


シアン「──速っ……!!」

ローエン(忍状態)「『閃走牙』!『影走斬』!『斬魔滅殺剣』!!」

ドガガガガガガガガガガガガ!! と、トンでもない勢いでシアンを忍者刀で攻め立てるローエン。今までとは戦闘スタイルが全く違うそれに、シアンは正直動揺していた。……この男、自分が試験に抜擢される可能性を考慮して、もう一つの実力を隠していたのか。


シアン(毒は効いてないみたいだけど……呪文の詠唱をしてる暇が……無い!! 防御し続けるので精一杯……ううん。多分ローエンが全力だったら私、最初の連続技でやられてる……! そもそも連続技の最後に呪文を唱えれば良いだけの話しだったんだから……!!)

どうする……? これでは予定していた作戦に持っていくのも難しい。まずはこの圧倒的素早さを何とかしなくては……!! ↓1(安価)

@攻撃力の低さを利用して、防御魔法をダメージ覚悟で張って反撃する。
A隙のある大技を繰り出したところで杖のカウンターを決める。
B風魔法を全力で撃ちだして、ローエンの髪を乱してみる。
Cその他面白そうな安価。



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