【安価】心の闇と向き合うRPG『テイルズ・オブ・ユベル』【コンマ】
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270:ノベルドーパント[saga]
2024/09/08(日) 19:25:40.73 ID:B5HC2T7t0


〜〜〜テイシロウの家〜〜〜


突然だが、俺の家は魔道士団の詰め所のすぐ側にある。どうしてかって? 平常時なら家にすぐに帰れるし、妹に何かあった時にこっちからもあっちからもすぐに会いに行けるからだ。その分、家の面積は狭くなってしまったが……。昔、父さんや母さん。姉さんとも住んでいたあの家の「跡」にはあまり近づきたくないし、これで良いのである。


テイシロウ「さぁ上がってくれ。なんの事もない小さな家だけど……」

リリア(AA代行・頂きの座ヘカテー(ロリ化)(灼眼のシャナ))「お兄ちゃーん♪」

俺が家の鍵を開けた途端、タタタタタッ! という足音を立てながら、聞き慣れた声が……俺の妹の声が近づいてきた。俺はすぐに妹を抱きしめ、その五体の無事を確認する。


テイシロウ「リリア! 大丈夫だったか!!? ちゃんと俺が造っておいた、伝説の『対粛正防御』を模した家の地下にいたか!?」

リリア「うん、お兄ちゃんの部下さんからそう言われたから、ちゃんと隠れてたよ?」

テイシロウ「よしよし、偉いぞ! 流石は俺の最愛の妹だ」ナデナデ

ああ、本当に可愛い。水色の髪、白の魔道服(子供用)、そしてその純粋無垢な笑顔! これ以上に可愛い生き物など、この世に存在しないのではないだろうか。スーハースーハーと妹の甘いミルクのような臭いを嗅いで、俺はようやく一安心できた。


リリア「もう……くすぐったいよー♪ あ、シアンさんこんにちは! それからえーっと……」

ローエン「ローエンだ。ローエン・ガード……君のお兄ちゃんとはこれから『仲間』になる男だ。よろしく頼むよ、これはお近づきのキャンディだ」

リリア「わぁ……! すごく綺麗……!! ありがとうございます(ペコリ)私、リリア・グリンです。どうぞよろしくお願いします!!」

ローエン「ああ、よろしく(……なぁシアン、テイシロウはいつもその……こうなのか?)」

シアン(うん……。『リリアが「私、お兄ちゃんと結婚したい!!」って言い出したら俺は養子を取ってリリアと事実婚をする』って本気で言ってるのを見たことある……)

ローエン(…………家族を失い続けた事に対する反動であり、異常性癖者じゃない事を心から願うよ……。いや、もう十分異常なんだけどさ)

おっと、違う違う。こんな事をしている場合じゃなかった……リリアには今から残酷な……だけどある意味栄転とも言える事実を告げなくてはいけない。


〜〜〜〜〜〜


リリア「えーっ!? リリア達、王都に引っ越すの!?」

テイシロウ「違うぞ、リリア。ちょっと長めの旅行に行くだけだと思ってくれ。任務が終わったら、またここに帰ってこれる。……王都は凄いぞ? この街なんかと比べて何十倍も煌びやかだし、豪華絢爛だし、賑わいも凄いし、なによりリリアは王様達からVIP待遇で毎日を過ごさせて貰えるんだからな」

リリア「えっと……びっぷたいぐう? ってなぁに?」

ローエン「……要するにお姫様やお嬢様扱いのことさ。ちょっと無理があると思っているお願い事も、沢山聞いてくれると思うよ?」

リリア「うーん……↓1」

高コンマ程反発する。(補正-75(言いくるめが得意なローエンが居るため))



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