【安価】心の闇と向き合うRPG『テイルズ・オブ・ユベル』【コンマ】
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239:ノベルドーパント[saga]
2024/09/08(日) 12:26:36.77 ID:B5HC2T7t0


〜〜〜魔道市長の家〜〜〜


取りあえず話があるから来て欲しいとローエンに言われ、俺は回復魔法に長けたシアンを残して魔道市長の家に来ていた。……煌びやかな骨董品に、一目で高い事が分かる絵画。何度か魔道市長の家には来たことがあるが、この街でここまで裕福な家はここだけだろう。……前から察していたことだが、この市長は遺跡事変(各国で幾つもの古代遺跡が急激に出現した事件のことだ)の前から知られている古代遺跡で発掘されたレア装備やレアな魔導書を王都に秘密裏に送っているとは本当の事らしい。……その見返りが、あの潤沢すぎる食料とこの煌びやかな芸術品達、か……。

魔道市長は雇ったコック達に急いで用意させたであろう豪勢な料理をテーブルに並べ、向かいの席にローエンを。俺をローエンの後ろに立たせた状態で二人で食事を始めた。


魔道市長「いやはや、流石はプラチナランクの魔道士……そこの防衛長もまぁそれなりに? 頑張ったみたいだがやはり格という物が違いますなぁ!! この街の住人達の尊い命を何人もお救い頂けたこと、心から感謝します」

市長はそうやって頭を下げるが、その顔を見る限り『心から感謝している』などとはとても思えないニヤケ顔だ。とても良い伝手が出来た──とでも考えているのだろう。


魔道市長「是非とも、なにかお礼をさせて頂きたいのですが……何がよろしいでしょうか」

ローエン「それでしたら是非『特殊防御力』が上がるレア装備を。ボクはこの素早さと風魔法との相性の良さから『烈風の魔道士』と言う名で呼ばれることもありますが、お恥ずかしながら防御には少し自信が無くて……」

魔道市長「ふむ、承知いたしました。おい! 今すぐ装備倉庫から↓1(コンマ判定、最低保障75。補正+40)の装備を持ってこい!!」




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