【ダンガンロンパ 】ダンロンでほのぼのと百合百合したい2
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43: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2024/08/26(月) 16:54:51.02 ID:DI0untT80
 私を訪ねて来たのは、珍しい人でした。

セレス 「七海さん。今日の放課後、お時間はありますか?」

 ギャンブラーのセレスさん。ゲーマーの自分と近いようで遠い才能を持ってる人。
 前に狛枝くんと苗木くんの幸運の人達を交えてカードゲームをしたことがある。

七海 「放課後なら時間あるよ。どうしたの? 珍しいね」

セレス 「ふふふっ。わたくし、運に関しては強い方だと自負しておりますの」

セレス 「ですが、やはり確実な実力、的確な判断力が求められるときがあります」

七海 「ふむふむ」

セレス 「それらが確実に必要なゲームが得意な七海さんから、ゲームを学んでみようと思った次第です」

七海 「おおー。なるほどー」

 セレスさんからの嬉しい申し出に、ニコニコしちゃう。自分を評価してくれてるんだなっていうのも嬉しさが倍増だよね。

七海 「じゃあさ、じゃあさ! 一緒にゲーセンに行かない?」

セレス 「ゲームセンターにですか。良いですわね」

セレス 「賭けのない勝負をわざわざしに行ったことがないので、興味がありますわ」

 セレスさんの物言いに、頬を膨らませて異議を唱える。

七海 「むう。確かにこちらに金銭的な利はないかもだけど、楽しいよ? 楽しいって気持ちになれるから損もないと思うんだけどなぁ」

七海 「楽しませてもらってるお礼のお代だよ」

セレス 「そうですね。なんの、どこに価値を見出すのかは、その人の価値観ですから」

セレス 「馬鹿にしたつもりではありませんの」

七海 「あ、私も別に怒ってるワケじゃないんだ。ただ考え方の違いを解ってもらいたかっただけで……」

 両手を振って、怒ってないことをアピールする。でもそこに関して、セレスさんは特に気にはしてないみたい。

七海 「だから、少しでもゲームの楽しさを知ってもらえるかもしれないならさ、プレゼンしなきゃでしょ?」

セレス 「でしたら、放課後は是非、よろしくお願いしますわね」

七海 「うん! また放課後にね!」

 少しでもゲームの楽しさを伝えなきゃと、鼻息荒く、ウキウキと気持ちを弾ませながら、セレスさんを見送った。






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