【ダンガンロンパ 】ダンロンでほのぼのと百合百合したい2
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◆AZbDPlV/MM
[saga]
2024/08/26(月) 16:54:51.02 ID:DI0untT80
私を訪ねて来たのは、珍しい人でした。
セレス 「七海さん。今日の放課後、お時間はありますか?」
ギャンブラーのセレスさん。ゲーマーの自分と近いようで遠い才能を持ってる人。
前に狛枝くんと苗木くんの幸運の人達を交えてカードゲームをしたことがある。
七海 「放課後なら時間あるよ。どうしたの? 珍しいね」
セレス 「ふふふっ。わたくし、運に関しては強い方だと自負しておりますの」
セレス 「ですが、やはり確実な実力、的確な判断力が求められるときがあります」
七海 「ふむふむ」
セレス 「それらが確実に必要なゲームが得意な七海さんから、ゲームを学んでみようと思った次第です」
七海 「おおー。なるほどー」
セレスさんからの嬉しい申し出に、ニコニコしちゃう。自分を評価してくれてるんだなっていうのも嬉しさが倍増だよね。
七海 「じゃあさ、じゃあさ! 一緒にゲーセンに行かない?」
セレス 「ゲームセンターにですか。良いですわね」
セレス 「賭けのない勝負をわざわざしに行ったことがないので、興味がありますわ」
セレスさんの物言いに、頬を膨らませて異議を唱える。
七海 「むう。確かにこちらに金銭的な利はないかもだけど、楽しいよ? 楽しいって気持ちになれるから損もないと思うんだけどなぁ」
七海 「楽しませてもらってるお礼のお代だよ」
セレス 「そうですね。なんの、どこに価値を見出すのかは、その人の価値観ですから」
セレス 「馬鹿にしたつもりではありませんの」
七海 「あ、私も別に怒ってるワケじゃないんだ。ただ考え方の違いを解ってもらいたかっただけで……」
両手を振って、怒ってないことをアピールする。でもそこに関して、セレスさんは特に気にはしてないみたい。
七海 「だから、少しでもゲームの楽しさを知ってもらえるかもしれないならさ、プレゼンしなきゃでしょ?」
セレス 「でしたら、放課後は是非、よろしくお願いしますわね」
七海 「うん! また放課後にね!」
少しでもゲームの楽しさを伝えなきゃと、鼻息荒く、ウキウキと気持ちを弾ませながら、セレスさんを見送った。
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