映画の脚本を書いて、ひとりの女の子と出会った話。
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84:名無しNIPPER[saga]
2024/09/04(水) 00:03:55.05 ID:lGZh6aoj0
それからしばらくして、
俺はまたあの頃みたいに脚本を書き始めたんだ
何枚も何枚も、ひたすらに文字を連ねていく、
ただそれだけの作業に時間を費やす生活だった。
寝る間も惜しんで、毎日俺はそれを続けていたんだ。
不思議と疲れは感じなかったな。
仕事もしていなかったせいで時間だけは有り余ってたんだ。
それでも何かに打ち込めるという状況は
ある側面では救いのようにも思えてたんだな
目が覚めている間はそのことばかり考えてたよ。
そうでもしないと余計なことが頭を埋め尽くしそうで怖かったんだ。
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