6:名無しNIPPER[sage]
2024/08/27(火) 17:01:40.70 ID:466LRHBjO
にこ「……分かった」
ぽつりと呟いた穂乃果の言葉に対して、にこはそれだけ言った。一拍置かれた沈黙が、海未には恐ろしかった。
にこ「もう一つだけ。そいつは…黒澤ダイヤは、何か付けてなかった? 多分だけど、ゴーグルみたいな何かを」
穂乃果が小さく頷いたのを確認すると、にこは穂乃果から目を外した。聞きたいことは全て済んだようだった。
「ぅぇっ…」とむせ込むような声がして、凛の背中が丸まった。続いて、ぱしゃぱしゃという音とともに、足元に黄色っぽい液体が飛び散った。真姫が両手で包み込むように、凛の背中を抱きしめる。
一同の様子を見回した後、にこは再び海未に向かって言った。
にこ「海未、この子達の事はあんたに任せるわ。探知機の反応にだけ注意して、逃げることだけ考えなさい」
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