89: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/08/23(金) 00:04:52.53 ID:ukTM5/150
「あ、あの!もしかして……シ、シルヴァーパピヨンさんですか!?」
パピヨン「ん〜……?」
ぷらぷら歩いていると突然後ろから声を掛けられる。なんだなんだと振り返ってみるとそこにいたのは……ちっちゃなウマ娘だった。
え、なになに?かわいい〜!
ファンウマ娘「わ、私!ずっとパピヨンさんに憧れていて……!その、だから……!」
パピヨン「落ち着いて落ち着いて、アタシは逃げないからゆっくり、ね?」
ファンウマ娘「は、はい!ご、ごめんなさい……私、地元のレースクラブに通っているんですけど、周りの子はみんな体が大きくて足も速くて……ちょっと自信なくしていたんですけど、そんなときパピヨンさんに出会ったんです!」
――小さな体で、体の大きなウマ娘も近づけない速さで前を走る姿が、私にはとっても輝いて見えて……!わ、私、だからパピヨンさんみたいな強いウマ娘になりたいんです……!
パピヨン「――――」
ファンウマ娘「ぱ、パピヨンさん……?」
パピヨン「えっ。あ、ごめんごめん。ちょっとね」
――アタシに憧れて、アタシの走りを見てファンになったウマ娘――もちろん居ることは知っているよ。ファンレターとかもたまに届くし……けど、そっか。そっかぁ……。
……こんなに目を輝かせた小さなウマ娘ちゃんの憧れになるようなウマ娘に、アタシもなれたんだ……。
パピヨン「……ねえ、君の名前は?」
ファンウマ娘「○○!○○って言います!」
パピヨン「そっか、○○ちゃんか〜……」
…………どうしよ、滅茶苦茶嬉しいしこの子が可愛くて顔がにやけちゃいそう。
何かしてあげたほうがいいよね、ファンサ大事だってお兄さんも言ってたし……えっと。
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