70: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/08/18(日) 00:19:35.07 ID:ZXJNLXRA0
『――――ちょ、ちょっと待ってくれパピヨン』
パピヨン「?」
引き留める。引き留めなければならない、いや、いや――落ち着け。
……そうだ、パピヨンはまだ中学生。普段あんな言動をしているとはいえ去年まで小学生だったまだまだ子供のウマ娘。だったらいきなりあんなことをしても……まあ、普通なのかもしれない。
『その、さっきみたいな……いきなり頬っぺたを舐めるみたいな。そういうことは良くないんだ』
パピヨン「え〜?別に良くない?お兄さんずっとほっぺにクリームつけてるつもり?」
『普通にティッシュを取ってくるだけでよかっただろう?とにかく、こういう舐めるとか……もう他の人にもしないでくれ、もちろん自分にも』
パピヨン「あーはいはい!分かったから!わかったわかった!ほら、だから次の食べて〜!」
頬っぺたを膨らませながら、本当に分かっているのか分からない返事でパピヨンは次の料理を取りに行ってしまった。
……もしかしてライムやシルフィー、マンティにもあんなことを軽率にしているのだろうか。なんだかいきなり怖くなってしまった。いや、けどパピヨンは賢い子だし……うぅん。
パピヨン「……何ずっとうんうん唸ってるんだろ、お腹一杯かな?」
――とりあえずパピヨンが出してくれた試食品は何とか食べきることができた。とんでもない量にだったが……うぷっ。大丈夫だった。
パピヨンのとても嬉しそうな表情を見ると、この苦しさも……問題ない。ただ体重が……うぅ。
★
今日はこれだけ、お休みです。
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