260: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/10/09(水) 00:03:00.09 ID:Gr51D2Pw0
パピヨン「えっ!マンティそろそろトレセンに戻ってくるの!?」
マンティ「は、はい……!お医者さんからももう大丈夫だと言われまして……あ、歩くのももう一人でも、へっちゃらなんです!」
――病室のベッドの上で、マンティは誇らしげに力こぶを作って見せた。普段のマンティならしないような仕草に、ちょっと笑っちゃう。
そっか、そっかぁ……マンティ。復帰するんだぁ……。
パピヨン「じゃあ、早くても来年とか?マンティがレースに戻ってくるの」
マンティ「そう、ですね。もう少し早くトレセンに戻れていたら12月のレースに出走できるくらいにはなっていたかもしれませんけど……う、うぅ……」
悲しそうに俯くマンティ。ああ、そっかなるほどね。
パピヨン「今年のチャンピオンズカップ。アタシとライムが出走するもんね。マンティ、出たかったんだ?」
マンティ「…………はぃ。その……一度は、G1の舞台を三人で……走れたらと思っていたんですけど……」
……またなんかネガティブになってる。意味わかんない。けど――。
パピヨン「こらこらなーに言ってるの!アタシとライムとマンティがもうG1で一緒になる機会はないみたいな言い方しちゃって」
――ずっとずっと、ずーっと走り続けてたら。絶対何時かは同じ舞台で競い合う。ならその時までアタシは――。
パピヨン「――言ったでしょ。アタシは、マンティの憧れも吹き飛ばしちゃうくらい最強のウマ娘であり続ける。そしてそれにマンティが挑む」
マンティ「!」
パピヨン「これ、去年の約束。ちゃんと覚えてるから、今日までリハビリ頑張ったんでしょ?」
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