240: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/10/06(日) 01:54:05.44 ID:WWIxNlds0
『――――ところで、だ。いつまで引っ付いてるつもりだ、パピヨン』
パピヨン「えぇ〜?お兄さん難しそうな顔してるから、アタシが癒してあげようと思って〜?」
……ニヤニヤ笑いながら、パピヨンは押し付けるみたいに自分の後頭部にそれを当ててくる。
『……年頃の女の子がそんなことしない方が良いぞ』
パピヨン「でもお兄さんアタシのこと好きでしょ?じゃあ良いじゃーん♪ほらほら、むぎゅむぎゅ」
――――この前の札幌でのあの出来事から。パピヨンはなんというか……こう、一層絡んでくるようになった。
人目を気にしてか人前ではやらないが、二人きりになると我慢してたぶんを解き放つみたいに、密着してきたりからかってきたり。
『…………とにかくダメだ。ほら、離れた離れた』
パピヨン「あ〜!もしかして照れてる?照れてるでしょ!ふふーん、お兄さんアタシ以外に彼女とか居たこといないもんね〜!」
そう言いながら頬っぺたをふにふにと触ってくる。はあ、あんなふうに答えてしまった責任か……こんなことトレセン学園の他のトレーナーなどに聞かれたら……。
…………案外大丈夫か?いや、けど流石に未成年だしな……。
『……そろそろトレーニングするから。準備してくれ』
パピヨン「ぷはは、んも〜しょうがないなぁ。じゃあ準備してくるね!お兄さん!」
……こういうところは素直で助かった。いや、まさかパピヨンがあんな……いや、でも。分からないでもないのか……?
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