【安価コンマ】オリウマ娘と共に Part2
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167: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/09/13(金) 00:14:55.03 ID:45MaiGob0
パピヨン「……〜〜っっ!!!」

――宿舎に戻って早々、アタシはお布団にダイブをして枕に顔を埋める。もがもがもがと足をバタバタ、手をバタバタ動かして、この行き場のない感情を外に放出させる。

パピヨン「お兄さんの顔が見れないよぉ……!」

そう、お兄さんが寝ているアタシをお布団に連れ込んだあの日から……アタシはお兄さんの顔が全然見れなくなっていた。

お兄さんの顔を見るたびに、あの日のことを思い出しちゃって顔が一瞬でヒートアップ。心臓が爆発しそうになっちゃって、その思いをトレーニングを必死にこなして忘れようとするだけ。

パピヨン「…………う"ぅ"う"う"〜〜!!!」

お兄さんがアタシを布団に連れ込んだ――ってことは、もちろん……そ、その、そういう気があるってこと……だよね!?

ま、まあついにようやくお兄さんがアタシの魅力に気づいてくれたってこと!あとちょっと待てばお兄さんの方からモジモジしながら……告白してくるはず!きっとそう!

………………ほ、ほんとうにぃ?

パピヨン「ふっ、ふーっ…………お、落ち着かないと。ほ、本当にお兄さんがこ、ここ告白とかしてきちゃったらぁ……!」

――ダメ、頭おかしくなっちゃいそう。こうやってすぐに沸騰しちゃうから、最近お兄さんからすぐ離れないと!ってなっちゃうし……お、お兄さんに変に思われてないよね?

……でも本当にお兄さんがアタシのこと好きだったら……。

パピヨン「…………えへへぇ……あっ、ゃ、違う違う違う〜〜〜っっっ!!!」

脚をバタバタ、手をモガモガ。枕に頭を何度も何度も頭突きする。



パピヨン「……明日も明後日もトレーニング。そして札幌でレース……お兄さんとずっと一緒に」

今のアタシに耐えられるか?いや、いや……とてもじゃないけど無理!

顔を見るとあの日のお兄さんの寝顔を思い出しちゃう。ちょっと近くになるとなんだかとっても良い匂いがするお兄さん。男の人なんだな〜……ってなる、体付き……。

パピヨン「…………ぅ」

だ、誰かに相談しようかなぁ……ぅ、でもあの色ボケ恋愛三人娘には相談したくない……!けど……なぁ……!

パピヨン「去年はアタシがネタにする方だったのにぃ〜〜〜!!!」

絶対バカにされる!あー!うわー!んもー!!!


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