122: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/09/04(水) 23:22:41.68 ID:zVWhB3dV0
パピヨン「じゃ、もっかい行こ札幌!アタシまたラーメン食べたい!」
『……そうか』
あまりにも正直すぎる回答に【貴方】は思わずそんな返答しかできなかった。
どんな彼女の我儘にでも応えてみせる――確かにそう思いはしたが、でもそれでももう少し隠すとか……。
まあしかし、それがシルヴァーパピヨンかとも納得してしまう自分がいる。ドバイのレースに出走するきっかけになった出来事というのも、結局は彼女の自分勝手で満足したがりな理由によるもので――。
――けれどそれに救われる娘がいた。勢い任せで後先も考えないその姿勢に期待してしまう――パピヨンはそういうウマ娘なのだ。
パピヨン「あーでも海鮮!海鮮も食べたい!お兄さんイクラ食べよイクラ!あとサーモン!」
『…………』
……と、【貴方】はそれらしいことを頭の中でぐるぐると考えてみたものの、多分あんまりパピヨンは考えてないだろう。もちろんあのドバイの出走理由はとてもよく考えられたものだと思うが。
――――【貴方】は思わず笑みをこぼしてしまった。
次走はエルムステークスになりました!
394Res/279.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20