【ブルアカ】頑張れヒナちゃん-SS速報VIP

【ブルアカ】頑張れヒナちゃん

↓ 1- 覧 板 20

8:名無しNIPPER[sage saga]
2024/07/27(土) 21:05:20.25 ID:F26KAdyh0
今日はいつものメンバーがいない。
外回りの仕事を手分けしているのだ。今日はずっと、ヒナは一人で執務室に籠もり切って、机にこんもりと積み上がる書類仕事を終わらせる予定だ。
毎日毎日片付けてもきりがない報告書の数々。

「…はぁ」

以下略 AAS

9:名無しNIPPER[sage saga]
2024/07/27(土) 21:06:12.48 ID:F26KAdyh0
フラフラと席を立つと、棚の中からアコが常備しているサプリメントをいくらか口の中へ放り込んで、またすぐに席に戻って書類との格闘を続けた。小柄であることを差し引いても到底この仕事量に見合うエネルギー量ではないが、ヒナは砂を噛むようにしてサプリメントを飲み込んだ。

机を埋め尽くしていた書類が半分以上片付いて、ヒナがぽっかりと空いたスペースを見て一息つくと、

「失礼します！」

以下略 AAS

10:名無しNIPPER[sage saga]
2024/07/27(土) 21:07:56.33 ID:F26KAdyh0
部屋の電気を消してベッドへ倒れ込むと、ヒナの小柄な身体を受けて、布団がぼさっと軽い音を立てた。パジャマの上から肩にかるく羽織っただけの上着がはずみで片方から外れる。布団へうつ伏せになっていたヒナは、身体を芋虫のように動かしていって、ようやく枕に頭を乗せた仰向けになった。

「…寝たくない」

寝れば明日が来る。明日が来れば仕事をしなくてはいけない。だから眠くても寝たくない。けれども厳密に言えばとっくに日付は変わっている。

以下略 AAS

11:名無しNIPPER[sage saga]
2024/07/27(土) 21:08:58.67 ID:F26KAdyh0
「今日も大量だね…っと」

机の上にドスンと置かれた書類を、ヒナは隣で頬杖をついて眺めていた。机を覆わんばかりの書類の山。

「連邦生徒会も人使いが荒いのね…」

以下略 AAS

12:名無しNIPPER[sage saga]
2024/07/27(土) 21:10:10.77 ID:F26KAdyh0
「銃、ガンラックに置いてこないの？邪魔でしょ」

「…なんか、必要な気が、して」

「言っておくけど今日は一日、書類祭りだからね」

以下略 AAS

13:名無しNIPPER[sage saga]
2024/07/27(土) 21:12:01.07 ID:F26KAdyh0
持ってきた書類を仲良く分け合い、ヒナは自分の担当分を机に置いて、次々と処理済みの箱に回していった。
てきぱきと仕事を進めていく。作業中、書類を眺めながら、ヒナは思案気にペンを唇に当てた後、隣にいる先生へ声をかけた。

「先生…ちょっといい？この書類についてなのだけど」

以下略 AAS

14:名無しNIPPER[sage saga]
2024/07/27(土) 21:13:39.50 ID:F26KAdyh0
「仕事に戻るから…」

「あれっ、でももうお昼だね。ヒナ、ご飯にいこうよ」

「…じゃあ、先生は、先に食べてて。私はキリの良いところまで」

以下略 AAS

15:名無しNIPPER[sage saga]
2024/07/27(土) 21:14:49.36 ID:F26KAdyh0
「…」

上着を取っている最中の先生を視線で追い、つばを飲み込む。
一歩踏み込んで近づいたが、先生が振り返って、たたらを踏む。

以下略 AAS

16:名無しNIPPER[sage saga]
2024/07/27(土) 21:15:38.00 ID:F26KAdyh0
ソファに並んで座り、渡されたプラスチックの箱の蓋をテーブルの上で外す。
中には、色とりどりのおかず。もう一つの区画には真っ白なご飯が詰まっていた。

「栄養バランスには、気を遣ってるから、安心してほしい…」

以下略 AAS

17:名無しNIPPER[sage saga]
2024/07/27(土) 21:16:33.94 ID:F26KAdyh0
「さて、お腹いっぱいで元気が出たことだし、午後の仕事も頑張ろっか」

「ええ」

腕まくりをする先生の傍ら、ヒナはかがんで二人分の弁当箱を荷物にしまい込んだ。弁当箱をさっき、二人でかるく洗った。

以下略 AAS

56Res/57.30 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ