『仮面ライダーW』翔太郎「安価とコンマで依頼を解決する」『安価&コンマ』
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813:ノベルドーパント[saga]
2024/07/21(日) 20:21:59.10 ID:mI3gHwOY0

さやか(私が葛藤し始めてから、どれだけの時間が経っただろう。一時間以上だった気もするし、1分にも満たなかったような気もする。──そして私は自然と──)

さやか「……断わる」

さやか(そう、口に出していた)

QB「……なんだって? おかしいなぁ、君は上条恭介の力になりたい筈だって間違い無い情報から──「恭介の為だから、断わったの」……?」

さやか「『悪魔とダンスをする時は3つ数えろ』……私達がバカな真似をする事を事前に予想して、忠告してくれたヒーローの教えだよ」


〜〜〜〜〜〜


さやか「『悪魔とダンスするときは3つ数えろ』……?」

まどか「あの、それってどういう……」

翔太郎「探偵稼業ってのはな、綺麗事だけじゃあやってけねぇんだ。時折、悪党の力を借りなくちゃいけねぇような時も出てくる。でもそれが『自分の心の弱さに負けた結果』だったら、人はそのまま魔道に堕ちちまう。……だから悪魔……QBの野郎がまどかちゃんとさやかちゃんに契約を持ちかけてきた時は、心の中で3つ数えてくれ。自分自身と、信じる者と、愛する者。その全てに恥じない行為であるかどうかをな」


〜〜〜〜〜〜


さやか「言われた通り3つ数えたら……断わる以外無くなった。……私はまだ14年しか生きてない子供だけどさ、思春期の少女に何の説明もしないで詐欺紛いの行為でゾンビ同然の身体にして、自分達の道具同然に操るような奴は最低のクズだってのは分かるっ! 例えどれだけ道が閉ざされていても、例えどれだけ状況が絶望的でもっ! アンタと契約なんてしたらみんなが、まどかが、恭介が私に失望するっ!! 『どうして?』って悲しそうな顔で問いかけてくるのが分かるっ!! 最低の悪魔と踊った汚れた手で……私はみんなの友達でいられない。恭介に好きだって伝えられない。……私は、私達はアンタを、絶対に許さないっっっ!!!!!」

翔太郎「……そうだ、それで良いぜ、さやかちゃん。最高に格好良かった」

さやか「……ッツ! 翔太郎さん……!!」

QB「出たね、仮面ライダーの片割れ……君達と暁美ほむらはとびっきりのイレギュラーだ。それも、排除しようとしても簡単にはいかない力を持っていると来た」

翔太郎「黙れ害獣。さやかちゃんが勇気を振り絞って自分の心の弱さに打ち勝ったんだ。俺達もお前の小賢しい策略にゃあ絶対に負けねぇ!!」

QB「ふーん……ま、頑張ってみると良いさ。……史上最悪の魔女。『ワルプルギスの夜』にまどか抜きで勝てるかどうか……楽しみだよ」タタタタタタタタタッ!

さやか「……あーあ。最後の希望をふいにしちゃった。…………でも、何でだろう。今スッゴく良い気分なんですよね。まるで心の中の弱い自分を直接自分の手でぶん殴れた、みたいな」

翔太郎「……さやかちゃん。恭介くんの腕のことなんだが、それなら俺に当てがある。かなり高く付く……最低でも3億。最悪10億は要求されるかもしれねぇが、あの人なら恭介くんの腕を治せるかもしれねぇ」

さやか「ほ、本当ですか!? で、でもそんなお金、恭介の家だって払えるかどうか……」

翔太郎「……取りあえず、電話番号は渡しとく。恭介くんの家族と、恭介くん自身と相談して、よく考えな」

さやか「ありがとう……。本当にありがとうございますっ!! 翔太郎さん……!!」

やり取りを影から見ていたほむら(よし、これで美樹さやかが魔法少女になるパターンも消滅した……!! 今回で決着を付けてみせる……!!)


↓1 さて、次のイベントは?

@QBの動きを気に掛けて欲しいとフィリップに言われ、QBを探し始める杏子&マミ。
Aワルプルギスの夜攻略作戦会議開始。
Bいざという時の為にもう照井に来て貰う。
Cそれ以外の面白そうな安価。

なお、QBは全国の魔女を見滝原に集結させる為に奮戦中です。



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