73: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/30(日) 09:24:11.95 ID:acICW3jd0
五十鈴「次はモザイクロール火山か。段々と陰界に近づいて行くな」
初月が広げた地図には、次の目的地がポイントされている。現在地のラビットホール洞より更に北上した先、陽界と陰界の境界線上だ
三つ目の目的地に至っては、そこから更に北西に進んだ、陰界の中腹に位置している。なんせ、城の名前が『ヴァンパイア』。とすれば当然、暗い場所に建って然るべきだろう。日当たりバチクソに良いヴァンパイア城嫌だろ
( T)「さ、サクサク行こう!!乗って乗って!!」
目を離した隙に、運転ゴミカス野郎は待機してたサラマンダーの運転席に乗り込んでいた
瑞鶴「アンタねぇ……」
初月「いいよ運転させとけ。順番だ順番」
瑞鶴「一番酷い目に遭ったの提督じゃない」
初月「少しでも暴走する素振りを見せたらライフ一個消せば良いんだし」
五十鈴「恐ろしいことを言うな……」
ぐちぐちと駄々を捏ねられるより、サッサと嫌なことを済ませた方がお互いにとっても良いだろう。ウザいし
( T)「よーっし、みんな乗った!?」
五十鈴「あ、ああ……安全運転で、頼む……」
瑞鶴「いい!?ゆっくりよ!!ゆっくり飛ばしなさいよ!!五十鈴と初月も乗ってるんだから!!」
初月「俺は??????????」
( T)「だーいじょうぶだって!!さぁ、行ってサラマンダー!!」
『なんも大丈夫じゃねんだろうな』。サラマンダーが飛び立って数秒も経たず、俺の諦念は間違ってないと思い知った
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