21: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2024/06/29(土) 23:57:32.22 ID:wIRZwWrO0
五十鈴(瑞鶴の姿)に続いて、初月(五十鈴の姿)と俺(初月の姿)の二人がかりで不貞腐れた瑞鶴(オッサンの姿)を廃墟から引きずり出す。ややこしい
なんで膨れっ面の自分を宥めながら引っ張らなアカンのやろか。拷問では?
初月「重てえなクソ……ん?」
外に出ると、そこは草原の真っ只中。所々に木々がポツポツと立ち、遠くでは豚に羽が生えたような生き物が草を食んでいる。ハッピーがたくさんブゥって感じ
そして俺らより先に外に出た五十鈴は―――――
「ヒャッハー!!上モノが三人もいやがるぜ!!」
「ヒィーヒヒヒ!!大人しくしてりゃあ可愛がってやるからよぉ!!」
「オッサンは臭いからぶっ殺しちまえ!!」
あからさまなチンピラと対峙していた。臭いってなんだ殺すぞ
五十鈴「瑞……五十鈴、そいつらは?」
瑞鶴「さぁ?チュートリアル用のザコなんじゃない?会話しようとしてもずっとこんな調子だし」
ひーふーみー……十人くらい?まぁまぁ多いな
顔は……北斗の某に出てきそうなモヒカン顔で統一されているが、装備品はそれぞれ違う
剣や槍は勿論、弓や魔法の杖を持ってる連中も見受けられる。三回致命傷を喰らえばお陀仏な設定で、この人数差は結構ピンチでは?
瑞鶴「それじゃあ早速、腕試しと……」
初月「ボンバーダァァァァアアアアーーーーーーーーーーーーッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」
瑞鶴「え?」
アイサツ無しのアンブッシュは一回までなら有効。古事記にもそう書いてある
杖先から放出された爆破魔法は、チンピラを五人くらいまとめて吹き飛ばした
「「「「「グワーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」」」」」
爆発四散せずに遠くに飛んでいったのを見るに、お子様でも安心して遊べそうだ
瑞鶴「ちょっと提督!!私の初陣の邪魔しないで!!」
初月「わり」
( T)「ドス効いた大声出す初月やだなぁ…………」
五十鈴「呪文を叫ぶ必要があるのか?」
初月「薩摩が出ちゃった」
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