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2024/06/20(木) 18:41:59.54 ID:fkSEwG7V0
シャルル「だがまずはワシらの過去を話さねばなるまい」
何処からともなく勝手に無数の本棚が表れた。
本棚の中のから一冊の本を取り出すと、今度は幾つかの絵画が現れた。
ルルーシュ「そうか!仮想空間だから……」
シャルル「先程言った通りワシが好き勝手に出来るからな、こうした方が分かりやすかろう」
絵画の内の二つが近くまでくる。
一つは驚いた表情を浮かべた男の子と、怯えている男の子の絵。
そしてもう一つは横転した馬車と、その馬車の下敷きになっている女の人の絵だった……。
シャルル「今から半世紀以上前の話だ」
「ワシと兄さんは地獄に居た。親族は互いに帝位を争う親族は全て帝位を争うライバル」
「暗殺が日常となった、嘘による裏切りの日々……皆、死んでいった」
「私の母もその犠牲となった」
シャーリー「じゃあ……この馬車の下敷きになった人って……」
シャルル「私の母だ」
ルルーシュ「じゃあV.V.は……」
シャルル「そう、ヴィクトル・ジ・ブリタニア……。ワシの双子の兄さんだ」
シャルル「血で血を洗う凄惨な争いをワシと兄さんは生き残ったのだ……」
「まあその兄さんもワシが殺したがな、ハハハハッ!」
シャーリー「…………」
ルルーシュ「ジョークのつもりなら全く笑えないぞ……」
シャルル「笑い話にでもせねば思い出したくもないのだ……」
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