シャルル「ルルーシュに恋人ぉ!?」
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64:
2024/06/15(土) 18:09:27.71 ID:A1WnOMWh0
――――エリア11 政庁 捕虜収容室

カレン(あのバカなにやってるのよ!いや落ち着け紅月カレン!)
   (ルルーシュが皇帝になった?じゃあ私や日本は解放される?)   
   (いや、あいつが皇帝になったことを認めるとは思えないし、あいつの言う事聞く保証もない!)
   (そもそもテロリストが皇帝ってなんでそんな事になってるのよ!?)   

私の思考がグルグル回り、そして煮詰まっていく。
テレビ中継のあの様子を見ている限り、恐らくルルーシュにとってもそうであろう。
イレギュラーに直面して思考が停止した時、彼の表情は正にそれだった。

カレン(あーも―、なんでこんな事になって―――)

???「カレンさん!」

カレン「ナナリー!?」
   「!?あなた目が!」

先ほどまでの思考の中心人物、そいつの妹が傍まで来ていた。
ただ今までと違う点がある。
あいつと同じ藤色の瞳が、開いていなかった目が此方を真っすぐと見つめていた。

ナナリー「今の放送見ていましたよね?」

カレン「え、ええ。何故かここでも放送されてたし」

ナナリー「カレンさんはお兄様がゼロだと知ってましたか?」

どのように誤魔化すべきかと一瞬考えたが、この状況では無駄だろう。
それに彼女の目を見て、嘘を付くことは無駄だと悟った。

カレン「…………ええ。知ってたわ」

ナナリー「そう……だったんですね……」

ナナリーの視線が少し下がったが、数秒も立たない内に再び私に向けて視線を戻した。




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