1:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:22:37.93 ID:AtUk/GfQ0
――――黄昏の間
シャルル「……」
V.V.「どうしたんだいシャルル?急に呼び出したりして」
シャルル「兄さん、ワシはある事を決めました……」
V.V.「へー、何を決めたんだい?」
シャルル「それはですね……」ガシッ
V.V.「シャルル?何で僕の顔を掴んでるんだい?」ズルズル
シャルル「こうするためですよ兄さん」ポイッ
↓シャルル
○
く|)へ
__ 〉
____7
ヽ○ノ←V.V.
ヘ/
ノ
V.V.「シャルルゥゥゥゥ―――!」ヒューーー……
シャルル「……」
シャルル「ロシア方面軍を使うか……」
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2:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:28:36.23 ID:AtUk/GfQ0
――――イケブクロ 駅ビル
シャーリー「私は、ルルが好き。スザクくんは嫌い?」
スザク「僕は……好きだった」
3:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:29:15.84 ID:AtUk/GfQ0
スザク「……」
シャーリー「スザク君?どうしたの?」
スザク「シャーリー、悪いけど今直ぐ僕と来てくれ」ガシッ
4:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:29:47.49 ID:AtUk/GfQ0
――――イケブクロ 駅ビル
ルルーシュ「ジェレミア・ゴッドバルド、貴公の忠節はまだ終わっていない筈、そうだな?」
ジェレミア「イエス、ユアマジェスティ!」
5:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:30:20.66 ID:AtUk/GfQ0
スザク『どうも1年前のブラックリベリオンの時の事を聞き出したい、て事らしい』
ルルーシュ「そ、そうか。皇帝陛下の命なら仕方ないな……」
「大事に扱ってくれよ、俺の大切な……彼女なんだ」
6:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:30:54.95 ID:AtUk/GfQ0
ルルーシュ(ナナリーのためなら俺はどんな事でもやってきた……)
(それは今までも、これからも変わることはない!)
(俺の第一目標はナナリーだ!)
ルルーシュ(しかし……)
7:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:31:25.15 ID:AtUk/GfQ0
――――ギアス嚮団 跡地
C.C.「これは酷いな……」
あいつの命令でジェレミアとロロ、そして零番隊と共にギアス嚮団を強襲する―――はずだった。
だがいざ来てみれば嚮団は既に何者かに襲撃された後だった。
8:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:31:56.03 ID:AtUk/GfQ0
攫われたシャーリーの件でV.V.に機密情報局から確認を取ろうとしたが繋がらなかった事。
ジェレミアの定時連絡に対しても応答がなかった事。
その事を不審に思ったルルーシュが嚮団を調べる為にやってきたが、まさかこんな事になっているとは。
ルルーシュ『C.C.!V.V.の反応はないんだな?』
9:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:32:38.17 ID:AtUk/GfQ0
ルルーシュ『C.C.聞いての通りだ。コーネリアの容態が回復次第尋問しろ』
C.C.「それはいいが…、この後はどうするつもりだ」
ルルーシュ『どうにも様子がおかしい……。この場所を知っているのは嚮団関係者とシャルルだけで間違いないんだろうな』
10:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:33:18.59 ID:AtUk/GfQ0
――――蜃気楼 コックピット内
扇『ブリタニア本国へ向かうだって?』
ゼロ「そうだ」
11:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:34:13.17 ID:AtUk/GfQ0
ゼロ『私が戦場を離れなければならなかった理由、その障害を取り除く必要がある』
扇『その障害とはいったい何だ?』
ゼロ「嚮団と呼ばれる組織で、ブリタニア皇帝と密接な繋がりがある」
12:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:34:48.01 ID:AtUk/GfQ0
扇『俄かに信じがたいんだが…』
ゼロ「私自身が証明だ」
「ブリタニア皇帝は記憶を書き換える能力を持っていて、私は一度ゼロとしての記憶を無くしている」
13:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:35:17.33 ID:AtUk/GfQ0
ゼロ「だがその嚮団と皇帝の間で何かがあったらしい」
藤堂『らしい?』
ゼロ「後顧の憂いを断つため嚮団に対して強襲を計画していたが、既に襲撃を受けた後だった」
14:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:35:44.05 ID:AtUk/GfQ0
ディートハルト『……暗殺まで考えていると』
ゼロ「そうだ。成功すれば帝国に計り知れない影響を与えることが出来る」
「例え暗殺に失敗したとしても、扇動活動による二方面作戦となれば防衛ラインの綻びが生じる可能性がある」
「既にトウキョウ租界には策を巡らせてある」
15:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:36:21.32 ID:AtUk/GfQ0
これで第一条件はクリア。
これで騎士団方面は問題ない。
ナナリーとシャーリー、どちらを助けるか。
16:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:36:56.44 ID:AtUk/GfQ0
――――ブリタニア本国 アリエス離宮
シャーリー(スザク君に気絶させられたと思ったら、王宮みたいな所にいるんですけど……)
シャーリー(服装もなんか凄いドレスになってるし……)
17:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:38:06.21 ID:AtUk/GfQ0
???「それはルルーシュとナナリーの幼き頃のものだ」
写真から顔を上げるとそこには―
シャーリー「こ、こ、皇帝陛下……」
18:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:38:49.94 ID:AtUk/GfQ0
シャルル「マリアンヌが死んだためワシは2人を日本へ送った。外交の道具としてなぁ」
「だがそれは2人を守るためでもあった」
シャーリー「守る?」
19:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:39:19.77 ID:AtUk/GfQ0
シャルル「日本と戦争になった後、2人の消息は掴めなかった……」
シャーリー「……見捨てた、んですか?」
シャルル「そうだな」
20:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:40:03.59 ID:AtUk/GfQ0
皇帝陛下にも何か事情があったのだろう。ルルとナナちゃんを助けることが出来なかった。
それでも自分に出来ることをして2人を守ろうとしたのだろう。
だがそれ以上にルルとナナちゃんの過去に思いを馳せる。
21:名無しNIPPER
2024/06/07(金) 23:40:49.26 ID:AtUk/GfQ0
シャーリー「ルルが怒るのも無理ないと思います……」
シャルル「ほう……」
シャーリー「ルルはずっと怒ってたんだと思います」
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