秋川理事長「安価とコンマでウマ娘を育成してもらうっ!!」
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2024/05/31(金) 20:47:49.43 ID:xVK2jSCI0
トレーナー「ちょ、ちょっと待ってくれ!!」
俺は自分でも信じられないスピードで、その子のことを追いかけた。今の彼女の走りを見て、幾つも確信したことがあったからだ。……なんてウマ娘なんだ、この子は。目指している物が何かは知らないが、この子は間違い無く……!!
???「? あの、何か?」
トレーナー「俺は○○○○……中央トレセン学園でチーム「アスケラ」のトレーナーをしている者だ。……是非、君の名前を教えて欲しい!!」
コントレイル「……『コントレイル』です」
コントレイル……コントレイル(飛行機雲)か! なるほど、彼女が飛行機や飛行機雲が好きな訳だ!! そして、凄く良い名前だ!!
トレーナー「是非、君をスカウトさせて貰いたい! 俺は必ず、君をどこまでも支え続けて君の夢を叶えさせて、憧れのその先へと行かせてみせるから!!」
コントレイル「……え、ええええええええええええええっっっ!!?」
〜〜〜〜〜〜
キングヘイロー「……それで? ほぼほぼ独断専行でその子をトレーナー室まで連れ込んで、専属契約まで結ばせたって訳?」
トレーナー「……反省してます……」
数時間後、俺は自分のトレーナー室の中でキングに正座させられていた。理由は、今しがたキングヘイローが語った事が全てである。
キングヘイロー「あのねぇ……! 貴方は常識やモラルって言葉を知らないの? 一歩間違えば数ヶ月の減給どころじゃ済まないわよ!? 本格化前のウマ娘をチームに入れた挙げ句、専属契約まで結ばせるなんて!!」
トレーナー「……返す言葉もありません」
コントレイル「あ、あの! 私は全然構いませんから!! むしろキングさんを含めて幾つものGTウマ娘を世に送り出してきたチームに入れるなんて、願ってもない光栄です!!」
キングヘイロー「そういう問題じゃないの。この私の……一流のトレーナーならばこそ、守らなくてはならない事があるのよ」
「まぁまぁキングさん、もうその辺で……」と、ラインクラフトとシーザリオがキングを宥めてくれなければ、あと一時間はお説教を食らっていただろう。
シーザリオ「それに、トレーナーさんがここまで思い切った事をしたのにはちゃんと理由がある筈です」
ワグネリアン「そうですよ。……トレーナーさん側にだって、ちゃんとした理が──」
トレーナー「……目の前にまだ誰にも目を付けられていないトンでもない逸材がいたら、そりゃスカウトしたくなるだろ?」
ラインクラフト「凄まじく単純な理由でした!!? ……実際、その子は今の時点でどれぐらい走れると思ってるんですか?」
トレーナー「↓1(高コンマ程期待している)」
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