秋川理事長「安価とコンマでウマ娘を育成してもらうっ!!」
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7: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2024/05/31(金) 20:17:31.94 ID:xVK2jSCI0

そのウマ娘に出会ったのは、チームの纏めをキング……キングヘイローに任せて仕事回りをした日の事だった。河川敷の土手に寝そべりながら、一人のウマ娘が昼寝をしていたのだ。……トレセン学園の制服を着ているから、学園の生徒だということは一発で分かったが……。

どうしてだろうか、俺は妙にそのウマ娘のことが気になってしまった。こんな事を言うのあれだけど……初めてキングと出会った時と同じ位の『運命』を感じたんだ。


???「…………良いなぁ」

大空を眺めているそのウマ娘が、ポツリと呟くように言った。思わず「何が?」と聞き返してしまう。


???「えっ!? あ、あの……」

トレーナー「ああ、ごめん。バッジを見て貰えば分かると思うんだけど、俺はトレセン学園のトレーナーで──」

???「……! べ、別にトレーニングをサボっていた訳じゃないですよ!? ただその……この場所だと、飛行機雲がよく見えるので、ちょっと休憩を」

トレーナー「……飛行機雲?」

「はい!」とそのウマ娘は大きく頷く。


???「私、小さい頃から飛行機や飛行機雲が大好きだったんです。音速を越えるスピードで蒼い大空に一筋の軌跡を描く……。一種の芸術にも思えるそれを見るのが」

トレーナー「……それで?」

???「私もその……。いつか、飛行機のように──ターフの上に軌跡を描ける……そんなウマ娘になりたくて。実際にいたじゃないですか。ターフの上を飛んでいるとしか思えないスピードでトゥインクル・シリーズを駆け抜けた大英雄……『衝撃』をこの世界に与えた人が。……いつか私も、そんな『衝撃のウマ娘』みたいになりたいんです」


『衝撃』のウマ娘と言えば、既に彼女がDT(ドリームトロフィー)リーグに移籍して何年も経った今でも有名だ。ネオユニヴァースというウマ娘曰く『特異点』とすら表現出来る彼女が、ウマ娘レース界に与えた影響は計り知れない。「立派な夢だな」と俺が褒めると、彼女は照れくさそうに頬を掻いた。


???「え、えへへ……。まだ身体の仕上がりが不十分な上、本格化も来てないので模擬レースにも出れていませんけどね。私なりに色々目指している物があるんです……っと、もうこんな時間!? す、すみません!! 用事があるのでこれで失礼します!!」

タタタタタッ──と軽やかな足取りでその場を立ち去ろうとするそのウマ娘に、俺は──↓1

01〜05 クリティカル。
06〜35 その場で名前を聞いた。
36〜65 その場では名前を聞けなかった。
66〜95 トレセン学園でもう一度会う約束を取り付けられた。
96〜00 ファンブル。



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