ポケモンSS 安価とコンマで目指せポケモンマスター part14
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◆YYjyt422CY
[saga]
2024/07/19(金) 22:38:29.53 ID:DQXPFa+10
ミツル「付き合ってくれてありがとう」
ユウキ「こっちもいい特訓になったよ。ありがとな」
ミツル「本当は本選で…。ってこんなこと言ってもしょうがないね。ユウキくんの試合は明日だよね。頑張ってね」
ユウキ「……。なあミツル」
ミツル「なんだい?」
ユウキ「ここには俺以外誰もいないんだし、ちょっとくらい気持ち吐き出してもいいんじゃないか?」
ミツル「な、何言ってるの?僕は負けてスッキリ」
ユウキ「してるようには全く見えないけどな。今にも泣きだしそうに見えるぞ」
ミツル「仮にそうだとしても関係ないよ」
ユウキ「そうか?」
ミツル「うん。だって、だって…。っ。もう君とは戦えないじゃないか!」
ユウキ「……」
ミツル「ユウキくんのことはライバルだと思ってた。でも、今まで勝てたことはない。だからここでキミを倒してチャンピオンになる。そのために頑張ってきたんだ!」
ミツル「それなのに、あそこからの大逆転負けを演じるなんて……!僕はこの感情をどこにもっていけばいいんだ!僕だって、僕だって!負けるにしても負け方がある!カレンさんは強かった!それでも、それでも…。あぁっ!僕は何であんな後悔の残る戦いを…。あれじゃ、戦ってくれたみんなにも申し訳が立たないよ…」
ミツル「ぼくがユウキくんのライバルなんて烏滸がましい話だったんだよ。何もかも君には及ばない…」
ユウキ「そんなこと」
ミツル「あるじゃないか!君ならあんな無様な負け方を晒したりはしない!僕は、僕は…。君と戦いたかったんだよぉぉぉっ!!!!」
ついにミツルの目から大量の涙が溢れだした。
ミツル「それなのに、それなのに」
ユウキはじめんに打ちひしがれているミツルに近寄り、肩を抱く。
ユウキ「わかってるよ。俺だってお前と戦いたかった。後悔は残ったかもしれないけど、お前の強さは確かだ。それに俺にふさわしくないと思うなら、またふさわしいミツルになって戦おうぜ。これで一生戦えないわけじゃないんだからな」
ミツル「ユウキくん…。うわぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!」
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