76: ◆5oOcnZdhB9lZ[saga]
2024/05/05(日) 00:15:15.47 ID:NCzXQSU4O
【研究室】
>>研究室の入り口で、ばったりオボロと出会った。
オボロ「ひぃ!たた、隊長さんっ?…な、ななななんで、ここに…」
>>オボロは扉の影に隠れてしまった。
オボロ「ちち、近寄らないで、くく、ください!」
オボロ「あ、ああ。お、おさえ、ないと。」
>>視界がどんどん曇っている気がする。
「被検体01。ここで能力使用は勘弁したまえよ。」
「ただでさえ広範囲のキミの能力、こんな所で使われたら…」
「研究結果がパーになる。」
「先ほど薬を打ったばかりだが、早くも2本目を投薬するか?」
オボロ「い、いえ!じじ、自分で、おお、抑えます!」
オボロ「だ、だだ大丈夫…ぼぼ、ボクは大丈夫だ…」
オボロ「だだ、だから…注射は、いや、嫌なんだ…」
>>曇った視界が徐々に晴れ、鮮明に見えるようになってきた。
オボロ「は、はは、はあ。だ、大丈夫、でした。はあ。」
「注射後だからある程度自制は効くな。その調子だぞ。」
オボロ「は、はい!が、頑張り、ます。」
オボロ「な、なので、注射だけは…もう、これ以上やめ、やめてください。」
「…何度も言うがそれはこちらの裁量では決められない。」
「被検体01。お前の頑張り次第だ。」
オボロ「そ、そうです。よね。す、すみませんでした。」
>>オボロはまた足早に研究室を飛び出して行った。
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